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はじめましてです。銃につけるサイレンサーについて教えてほしいです。 サイレンサーはピストルにしか使われないのですか? アサルトライフルやショットガン、マシンガンとかにもあるのですか? そして、消音効果のほどは?おしえてください。 まろくん |
- サブマシンガンにはオプションでサイレンサーを付けられるものが多いです。イングラムやスコーピオンは特に有名でしょうか。MP5 の特殊部隊向けモデルには最初からサイレンサーを組み入れたものもありますね。
アサルトライフルでは、M16 系統にサイレンサー装備のものがあります。長さ 30cm もある長いもので、それでもライフル弾のパワーは押さえ切れず、音を「消す」というより「抑える」程度のものです。
7.62mm より大型の弾薬を使うマシンガンにサイレンサーはありません。非常識に大きなものでも付けないかぎり、音を「抑える」ことすら難しいからです。
ショットガンは原理上サイレンサーを付けられません。あるいは付けても効果がありません。サイレンサーは「弾を押し出した後のガスが急激に放出され衝撃音を発する」のを、「ガスの圧力を下げ時間をかけて放出し衝撃音を減らす」装置です。ショットガンの場合スカスカの銃口からガスと鉛粒と薬莢の一部が混ざり合って飛び出してくるため、うまくガスだけ分離して放出することができません。
ささき
- サイレンサーは文字通り銃声を小さくすることはできても、高速弾が発する衝撃波音は小さくできないので、元来は低初速の拳銃弾を使用するサブマシンガンやピストルにむいてるようですね。
7.62mm級の狙撃銃にサイレンサーをつけた製品が軍用にあるようですが、専用の低速弾を使用しないと効果的ではないようです。
この場合、肝心の射程はどうなるのかわかりません。
22ロングライフルくらいまで小さくなるという話を聞いたことがありますが、本当かどうかはわかりません。
この程度の音で200m以上で狙撃可能な性能であるとすれば、狙撃されるほうは銃声はするがどこから狙撃されてるかわからないとか、風向きや騒音によっては「無音狙撃状態」になるかもしれません。
上記でささき氏が述べられているアサルトライフル用サイレンサーも、ある程度遠距離の敵との交戦を意図しているのかも知れません。
マシンガンを文字通り機関銃と解釈すれば過分にしてそのような事例は存じません。
SAW
- 補足
ステアーAUGアサルトライフルやP90にサイレンサーをつけた写真を見たことがあります。
両者ともそれなりの初速をもち、銃口からの銃声のみを抑制し弾丸の衝撃波音は抑制しないサイレンサーには不向きな銃と思われますが、すくなくてもP90の方には低初速弾がありますので、ステアーも同種の弾薬を使用するのかもしれません。
しかしこの場合は銃が作動するように調整したり、初速の低下による貫通力や射程の低下を射手は頭にいれておく必要があるでしょう。
便乗質問
このサイトに出ているのは、サイレンサーの一種なんでしょうか。
http://www.fnmfg.com/lawenf/hecate2s/hecate2s.htm
SAW
- これこれ。↓ブラック・タロンさんの労作です。(^-^)
http://www.geocities.co.jp/Technopolis/3282/columns/gunsound.html
epitaph
- サイレンサーの性能云々については、ここの過去ログは上の4で紹介していただいた当方の拙作で散々書いてるのでパスします(^^ゞ
>3
・・・のURLはFNアメリカ法人のサイトですね。
仏PGMプレシジョン社のヘカートII(12.7mm)にはオプションでサイレンサー装備モデルがあります。URLのものがそれでしょう。また、同社の7.62mm級狙撃銃であるウルティマ・ラティオ・シリーズにもサイレンサー内蔵銃身が用意されています。
ブラック・タロン
- みなさん、いろいろありがとうございます。参考になりました!
知らないことばかりなので、大変勉強になりました。
まろくん
- >1.MP5 の特殊部隊向けモデルには最初からサイレンサーを組み入れたものもありますね
MP5SDシリーズですね。 先般のMP5のレスでは、あまり誉めませんでしたが、こいつは、さすがでした。
9mmPara普通弾(専用サブ゜ソニック弾ではなく、通常弾)を使用しても、かなりの減音効果があります。
室内射場にて、イヤープロテクターが不用です。
その代わり、サプレッサー内にてガスポートだらけのバレルのせいで、初速低下が著しく(300m/s弱)、
380ACP並の弾丸威力に低下します。 だから耐テロリスト部隊用には、??
>1.マシンガンにサイレンサーはありません。非常識に大きなものでも付けないかぎり、
音を「抑える」ことすら難しいからです。
帝国陸軍では、射撃地点の秘匿及び、射手の疲労防止を目的とし、、かなり小型化された物(アルミ製300g)を、
機関銃用後付けタイプのサプレッサーとして試作開発−成功している様です。
(100m離れると発射音が聞こえない程度)
不採用理由:発熱と連続発射ガスに耐える強度不足。 そして、機関銃作動不良です。→
要は、サプレッサーは発射ガスの放出タイミングを遅らせるので(段階的拡散)、糞詰まりの用なものです。
発射ガス量が多いライフル弾で連続射撃すると、しまいには、渋滞気味のガス背圧となって逆流します。
ピストン・ガス圧作動方式の銃ですと、その為作動タイミングに悪影響が出るのです。
>2.3. SAW さん
確かに、音速以上の高速弾ですと、衝撃波が弾丸飛翔音として、敵に発覚しますが、
大型のサプレッサーを取り付ける事により、発射音の低減=発射地点秘匿は可能です。
よって、近年、対人狙撃ライフル、対物狙撃ライフルに、サプレッサーを取り付ける事が見直される様になった様です。
(銃口や銃身全体に、こんなの付けたら、命中精度は、ガタガタですが!)
もっとも、狙撃の鉄則は、同じ射点より次弾を撃たずに、速やかに移動する事なんですが!!
軌跡の発動機?誉
- ↑
少なくても、距離の判定は難しくなるでしょうね。
大口径ライフルの場合80mくらいだと弾の飛翔音は銃声そのものとかわらないくらいの音です。
あるいは鋭敏な人だったら、弾の飛翔音で方向くらいは判定できるかも知れません。
どちらにしても、あまり同じ位置でスナイパーが頑張ってるのはあぶないですね。
SAW
- 戦術に長けたスナイパーが、サプレッサー付きの狙撃銃を使用して場所を変えながら狙撃してきたらなかなか大変かも。
SAW
- 知る人ぞ知るだけど、近年ではビデオ映像から射撃点を割り出す技術なんてーのも
ござんして、音だけではどうしようもなくなってきつつあるですね。
sorya
- ↑TVで見たことがありやす。
でも今年度に狙撃専用銃をようやく配備する段階の某国にはまだまだ有効な手かも。(笑)
SAW
- 狙撃に対して狙撃で対応ってのはかなり馬鹿らしい考えだと思いますけどねぇ。
狙撃手を見つけたら周囲を根こそぎで充分だと。
sorya
- お説まったくごもっとも。
さりながら、小銃一本に我が身を託し、PKO等で外地に赴く
自衛官がおられる昨今。
(それも施設のような直接戦闘を表芸にせぬ分野の
方々が赴かれる由)
柔道を知らぬロシア人の大男が広瀬中佐に手もなく投げられた
ような事態が起こらぬことを祈るばかりでござる。
SAW
- そういう事を言い出したら、現行のPKO 法では反撃の規定は厳密にはなく、強いて
言えば個人の正当防衛に起因する「当てられた人、もしくは撃たれた人が反撃でき
る」という解釈でしか動けんのだから、組織としての反撃行動ができん(苦笑)。
誰のせいでそうなったかは知らんけど。
sorya
- やはり、sorya氏に「施設科用建設資材」の名目で「パワードスーツ」でも開発してもらわんといかんですかな。(自爆)
SAW