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既出でしたら申し訳ありません。 映画『今そこにある危機』で、俳優ウィレム・デフォーが持っていた M16をすごく小さくしたような銃は何なのでしょうか? ストックさえ無かったように見えた(グリップのすぐ後ろで切れてる)の ですが、単に映画用に作ったものなのでしょうか? 宜しくお教え下さい。 (シーンによって連射速度が違ったように見えたのはご愛嬌でしょうね) TDM850 |
- 映画の方は何年か前にテレビで見ただけでありますが、確かOA93というモデルであったと思います。
http://www.law-17.com/M16-AR15-Page-index.html
に載っているのですかね。
M16は結構、派生が多くて面白い銃だと思います。
通行人さん
- すみません。今、調べていましたらOA96のようでもあります。
通行人さん
- 通行人さんのおっしゃるとおりOA93です。OA93はアメリカのカスタムガンメ−カ− オリンピックア−ムズ社が作ったM16ベ−スのカスタムガンで発売当初は「世界最小のM16」として売り出されました。
げるぐぐ
- スンマセン、「OA96」の間違いです、テヘッ
げるぐぐ
- ちょっと余談っぽくなりますが・・・
アメリカ国内でM16系ライフル&その派生型を製造するメーカーは結構な数あるはずです。有名どころを挙げただけでも、コルト、アーマライト、オリンピック・アームズ、ナイト・アーマメント、ブッシュマスター等。海外組だとFNアメリカ法人(米軍にM16A2を納入)やノリンコ、M16を原型にしたライフルを作っている韓国や台湾も含めていいですかね(笑)。
ちなみに、M16という銃は意外に小型化しにくい設計になっています。
一般的なガスオペ式ライフルでは、ボルトの上または下にボルト・キャリアーが配置されており、そこから後ろのレシーバー内部はボルト・キャリアー&リコイル・スプリング類の後退用スペースになっています。
一方、M16はボルトの真後ろにボルト・キャリアーが位置する構造になっており、ボルト・キャリアーの後退に必要なクリアランスの長さがレシーバー長を上回っています。このため、レシーバー後部からストック内にチューブを伸ばしてボルト・キャリアー&リコイル・スプリング類を収めるためのスペースとしています。この構造故に、銃身はいくらでも短縮できるが、ストックの短縮には必然的に限界が生じることになります。M16短縮型のフォールディング・ストックが一般的な左右折り畳み式ではなく前後引き延ばし式になっているのもこのためと言えます。つまり、オリジナルの構造を守り続ける限り、『完全なストックなしのピストル型』にはできないわけです(M16系をピストル風にカスタムしたパトリオット・ピストルでも、本体後部からはチューブが出ている)。
上で挙げられているオリンピック・アームズのOA96は、オリジナルのM16のガスオペ機構を半分捨て、銃身上部にガス・ピストンを備えたオーソドックスなメカニズムに変更しています。上のURLの画像を見れば、銃身の上に筒型のパーツがある&レシーバー後部から何も突き出ていないのがわかると思います。
ブラック・タロン
- しかしながらこの手の過剰な短縮カスタム系を見るにつけ
「.223を使う意味あるんかいな?」と思わずにはいられません。
装薬のエネルギーがかなりマズルフラッシュ&スモークに消えていきそうで・・・
まぐまぐマグロ
- 皆様、ご回答ありがとうございました。
>5.
> 銃身はいくらでも短縮できるが、ストックの短縮には必然的に限界が生じる
そうなんです。僕のつたない知識でも「確かM16のストックの中って、
オペレーションに必要な構造物が収められていたよなぁ…」と思い、
此度の質問と相成ったわけであります。
そういえば、航空機パイロット(が不時着したときに携行する)用の
小銃(?)もこんなようなのでしたね。
TDM850