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1446 50口径のスナイパーライフルで人体を射撃することは
国際法で違反とされていると聞きましたが、本当でしょうか?
もし事実であるなら、そのライフルの存在理由はなんなのでしょうか?

また、米空軍採用のデザートイーグルも50口径だと記憶していますが
あれはどうなのでしょう?
yuu

  1.  確かに国際法では禁止となっていますが、確かあれは戦争においての話で、現実的には強大な威力をもつ.50弾は、犯人の抵抗力を一瞬にして奪う(要は射殺)事が出来るため、警察特殊部隊等では採用するところが増えているそうです。
     アメリカ軍において正式採用されている“バレットM82A1”は、50口径弾使用のライフルですが、アンチ・マテリアルライフル(対物狙撃銃)という区分にされているはずです。しかし、使用する弾丸が“ブローニングM2重機関銃”と同一なのでは条約も果たして意味あるか?という感じですね。
    YF−23A

  2. >デザートイーグルの.50口径弾と.50口径狙撃銃の違い
     デザートイーグルの.50口径モデルに使われているのは、.50AEと呼ばれるストレート薬莢の弾薬です。一方、ブローニングM2重機関銃やバレットM82A1等のアンチ・マテリアル・ライフルに使用されている.50口径弾(12.7mmX99)は、薬莢長99mmのボトルネック薬莢を備える大型ライフル弾薬です。
     両者を比較すると、12.7mmX99弾は.50AEを遙かに上回っており、初速(銃口付近における弾頭の速度)で約2倍、初活力(弾頭の運動エネルギー)で約10倍以上の差があります。また、弾頭の形状も大きく異なっています。
     これだけ見ても、両者はまったく性質の異なる弾薬であることがわかります。

     現代軍において多数登場している12.7mm級ライフルは、その弾薬性能を生かして、距離1kmを越える遠距離目標や車輌・器材等の物資目標に対する狙撃を主な用途としています(だからこそアンチ・マテリアル・ライフルと呼ばれる)。もっとも、湾岸戦争では12.7mmより遙かに強力な30mm機関砲(AH-64戦闘ヘリ搭載)でイラク兵を狙い撃ったくらいですから、実際の戦場で国際法通りに事が運ばれるかどうかは何とも言えません。
     警察等の公的機関においては、ハイジャックやシージャックといった、通常のライフル弾薬では歯が立たない遠距離目標や強靱な壁に阻まれた目標に対する攻撃手段としてアンチ・マテリアル・ライフルを採用する傾向が見られます。ただし、いわゆるダムダム弾(軍隊では使用禁止)が公用として広く使用されているのは有名な話ですが、警察任務として12.7mm級ライフルを対人狙撃に使用できるかどうかについては意見が分かれています。

     なお、最近では、12.7mm級弾薬と通常の7mm級ライフル弾薬の中間を取る形で、.338ラプア・マグナムや.300ウィンチェスター・マグナム等の7mm級マグナム・ライフル弾薬を使用する軍用狙撃銃が検討されています。ある程度の長射程&対物能力を確保しつつ、対人使用について国際法上の制約がある12.7mmと異なり対人使用も可能というわけです。

    >.50口径弾の対人使用を禁止した国際条約
     ネットでこれに関連する国際戦争法を調べてみたのですが引っかかりませんでした。どなたか根拠法規をご存じの方はフォロー願います(;^_^A
     国際戦争法においては、1907年ハーグ陸戦規則(第23条ホ)やジュネーブ条約第1追加議定書(第35条第2項)で『不必要な苦痛または過度の傷害を与えるなど、その影響を理由に使用を禁止される害敵手段(兵器、投射物その他の物質)』が定義されており、これが根拠になっているかと思ったのですが・・・
    ブラック・タロン

  3. >.50口径弾の対人使用を禁止した国際条約
     武器の1361番の後半部分に出てるよ。
    tomo

  4. みなさん、ご親切にありがとうございました!!

    アパッチ搭載の30ミリ機関砲などで人体を撃った場合は
    やはり損傷はかなり激しいものになるのでしょうね(汗)

    yuu

  5. ベトナムでは自走対空砲のボフォース40mmでばりばり対人射撃をしてたって事例もあります。(汗)
    tomo


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