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幕末の洋式化した幕府軍の絵を見ると、幕府軍の兵士が太平洋戦争中の日本軍のように後部に布を垂らした独特の帽子をかぶってます。幕府軍は仏軍をモデルにしたそうですが、この独特な布つき帽子もモデルがあるんでしょうか? モーグリ |
- 確か当時のフランス軍にそんな感じの制帽があったように記憶しています。確か『ピケ帽』という名前だったように思うんですが、情報不足で詳細がわかりません(;^_^A
ブラック・タロン
- 外人部隊がピケ帽の後ろにハンカチを垂らしたのが始まりだと聞いたことがあります(記憶モード)。
幕府軍の帽垂れについてですが、戦国時代の足軽もやっています。仏軍よりもこちらが納得できる理由だと思えます。直射日光の防ぎ方は万国共通?
帝国陸軍については、大陸戦線が始まって暫くしてから突然現れています。おそらく兵士が独自に手ぬぐいなんかで帽垂れをつけて、その後制式されたようです。
なお、あれは略帽に縫い付けているか頭に巻いた上から帽子を被っているのであって、最初からついているわけではないようです。
居眠り将軍
- >日本軍のように後部に布を垂らした
略帽(戰鬪帽)に取り付けられている略帽埀布(帽埀)の制定は昭和十三年で、取り付けの方法は略帽の周圍に絲で作製された環にコハゼで取り付けます。
それ以前は防暑帽が主として利用されています。
また、軍帽の場合にも軍帽日覆と呼ばれる軍帽を覆ふ形の日覆があり、日清・日露大戰爭で多用されています。
ひめみやきりん
- <ピケ帽
それはケピ帽では無いでしょうか?
ケピ〔kepi 仏〕
フランス陸軍の制帽。ドイツ語のKa:ppe,Kappeから転じた語。
フランス軍のアルジェリア遠征後1837年に制帽となり、今日に至るまで用いられている。ラシャ製でで筒型、トップが平らで前日差しがある。第一次世界大戦中に野戦帽として軟式淡青色のものが使われ、その後カーキに変わった。
−文化出版局・服飾辞典より
営団地下鉄の駅員がかぶってるのもこれです。
紅葉饅頭
- 欧米人から見ると日本軍の帽垂れはかなり独特に映るようです。コメディ映画「ガンホー」で米国に進出した日本企業の社員のアメリカ人が、なぜかユニフォームのキャップの後ろにハンカチを垂らすシーンがありました。
>直射日光の防ぎ方は万国共通?
オーストラリアではオゾンホールによる紫外線対策用に「サンハット」という帽垂れ付き帽子を使用しています。
モーグリ
- ちなみにこれがサンハットです。効果があるみたいですが。
http://www.remus.dti.ne.jp/~todo/eco1-sh.html
モーグリ
- ああ、何で「ピケ帽」なんでしょうか……知ってたのに間違えてた(涙)。
あの帽垂れは大分昔からちゃんと制式だったんですね、知らないのに書き込んでしまってすいませんでした。フォローありがとうございます。
居眠り将軍
- 追加です。登山用品のカタログをあさっていたら、まさしく帽垂れつきケピのごときものがのっていました。今は手ぬぐいでやってるけど、ひとつ買おうかな……。
居眠り将軍
- >7
いや、あの帽垂れについての記述はありませんでした(汗)
身につけるものについては靴下から具足、西洋甲冑、勲章に至るまで網羅してあるおたく的辞書にも帽垂れについての記述はありませんでした。紛らわしい書き方をしてすいません。
仏軍人がケピ帽をかぶっている絵や写真は見ますがどれも帽垂れは付いていませんし、帽垂れケピかぶったド・ゴールさんはいやです(笑)
紅葉饅頭
- 絵に残っている兵士の姿であれば・・・それは韮山頭巾のことではないでしょうか。幕府歩兵は軍制から装備まで主にオランダ式ですが、韮山頭巾は特にオランダと言うよりも実用性を重視し、洋風を少し抜いて世間体を多少加味したデザインというべき物ではないかと思います。
あけみ