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はじめまして。私は、最近、銃器に興味を持ち始めた者です。 先日、ふとしたきっかけでロシアのAN-94という銃について調べていたのです が、その作動方式がどうもよく分かりませんでした。 AN-94を実際に撃っている映像をみますと、銃身がロングリコイル(ひょっとし たらショートリコイル)しているように見えるのですが、海外のいくつかのサ イトを見ますと、作動方式をガス圧作動とされていたり、”delayed recoil action”と聞いたことの無い方式が書かれていたりします。 この銃の作動方式は実際にはどうなっているのでしょうか。 ご存知の方がいらっしゃいましたらどうか、御教授お願いいたします。 タニムラ |
- 私は詳しくないのですが、もしかしてそれはガス、リコイル両用の物ではないでしょうか。両方の装填システムをほぼ同時に作動させる2連発の射撃モードがあったと記憶しています。
Vinegar-Joe
- 出勤前のタイムアタックレス(笑)
わしもこの銃は詳しくないですが、手元の床井雅美氏の著書によれば、AN94『アバカン』の作動機構はガス圧利用式で、フル・オート時に最初の2発を高速発射(毎分1800発)できるよう、銃身とレシーバーが大きく後退するロング・リコイルを組み込んでいます。考え方は3バーストの発射速度を高くしたH&K G11ケースレス・ライフルとどこか通じるものがあります。
なお、AN94については、去年か一昨年のGun誌で、床井雅美氏が海外研究家のレポを訳した記事を載せていたと思います。
ブラック・タロン
- ロシアで出版された書籍に動作メカニズムが解説されていました。
結論としてはすでに書き込みがあるように、ロングリコイルとガスの両方です。
「ブローバック・シフテッド・パルス」と呼んでいるようです。
なおオペレーティングハンドルを引くことで、滑車とケーブルからなるメカニズムが、マガジンから弾薬を引き抜いてボルトと一直線に並べる、という半装弾とも呼べるような動作をするそうで、それが1800発/分という高発射速度を実現するカギになっている、ともありました。
satoski
- えぇとレスの前にお願いというか逆質問なのですが、「海外のいくつかのサイト」というのは具体的にどこを御覧になったのか教えていただけませんか?既に御覧になった所の情報を調べてお教えしても無駄になるだけですので。
私が知るうちではここ↓が最も詳しかったのですが、ご存知でしょうか。
http://club.guns.ru/eng/abakan.html
epitaph
- 皆様、ご回答いただきありがとうございました。
ガスとロングリコイルの両方だったのですか……私はてっきり、ガスかロング
リコイルかのどちらか一方だけを使っているのだと思い込んでおりました。
喉に刺さった魚の小骨が抜けたような気分です。どうも有難うございました。
>epitaphさん
私の見たサイトというのは、epitaphさんの仰られるサイトと、
http://world.guns.ru/assault/as08-e.htm
http://web.archive.org/web/20000620104208/http://www.weapons-catalog.com/0702ey70/firearms/abakan.htm
の三つです。ですが、私の英語力が低くて……きちんと読解しきることができ
ませんでした。(_ _;
タニムラ
- 私も一言、二言。
1.この”アバカン AN−94”も、”H&K G11”も、2〜3発連射時の命中精度向上の為に、
”銃身&発射メカニズム”を銃本体内部で後退スライドさせながら連射させて、
バットストックを通して射手に反動衝撃が伝わる前に、弾丸を銃口離脱させています。
銃身可動させる事は、銃身のガタツキを生む事であり、命中精度向上とは、相反する事なのですが、
単射時の命中精度低下を犠牲にして、バースト時の命中精度向上を狙ったのでしょう。
グルーピングの具体的データ―を見てみたい物です。
2.それにしても、小口径弾でありながら銃身後退反動利用であり、その反動利用ながら、
2連式(2発バーストと関係あり)のマズルブレーキを備えているあたり、バランスが微妙でしょう。
色々な弾種、環境状況、で確実な作動をするのでしようかね?
(ガス圧は、ロイティングボルト開放用駆動力としてのみ利用しているらしいです。)
3.(スチール)ワイヤー(ロープ)は、使用中に伸びて行く事は、機械設計屋の常識なんですが、
その際のフィーディング・タイミングのズレは、どう対処されているのでしょう。
初めから、ワイヤーをプリテンション(先に伸びるだけ、伸ばさせる)させててから、組み込む?
疑問は、際限なく出てきますね。
軌跡の発動機?誉