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いわゆる「ガンカメラ」はいつごろから装備されるようになったんでしょうか? 安井 賢一 |
- 以前にも出されていましたね…はっきりした答えはわかりません。カメラを機軸に固定して射撃時の映像を撮る試みはそれこそ第一次大戦まで溯るでしょう。固定装備としてのガンカメラは、例えば P-40D(1940)の右主翼内側にバルジ装備されたものが認められますが、これが標準装備だったのかオプションなのかは判然としません。一方 P-51A(1941)はスピナー直下にガンカメラの窓が開口しています。つまり (1) 訓練用、もしくはテスト用途の外付け装備としては恐らく第一次大戦まで溯る、(2) 機内に完全収納された戦果確認用としての装備は 1940〜1941 年頃に見られるようになる、という事だと思います。これは米陸軍航空隊の場合で、他国ではまた事情が異なると思います(例えば日本軍は終戦まで戦果確認用としてのガンカメラを装備していません)。
ささき