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旋条砲と滑腔砲の搭載の別は、戦車砲だとどの資料でもかなり詳細に述べられてますが、 それでは曲射砲や対空砲、艦砲などではどうなっていたんでしょうか? 竜田川 |
- 艦砲について
近代/現代の砲については圧倒的に旋条砲が多いです。滑空砲に入りそうなものを探した方が早いのでは無いでしょうか?思いつくままに挙げてみますと、
1.ヘッジホッグ
2.Y砲
3.38cm(?)対潜臼砲(シュトゥルムタイガーの主砲に転用されたもの)
・・・どれも、大砲じゃない、とつっこみが入りそうです。うぅ
あと帆船時代の前装砲は殆どが滑空砲ですね。たしか。
ただ、竜田川さんの言っているのは近代的な大砲のようですので、これには当てはまらないでしょうし・・・となると、えぇ、全部旋条砲です、というのが近い答えなのでしょうか?将来的には解りませんが。
ほほうてい
- 切れて送られてしまいました。
曲射砲・・・迫撃砲は滑空砲ですね。他は大体旋条砲だと思います。
対空砲については滑空砲のものは思いつきません。
思うに、戦車の滑空砲は戦車の装甲を打ち抜く為に弾丸の初速を得る為に出てきたものと思いますので現在の所はこれ以外に採用されていないのではないか、と思います。
ほほうてい
- 自衛隊が使用している120mm迫撃砲RTはライイフリングがある
珍しい迫撃砲ですね。
あとうろ覚えですが、滑腔砲式の無反動砲を自衛隊が試験したことが
あったような話を聞いたような覚えが。
無反動砲は、旋条砲が主流のようですけどね。
戦車に関しては、英国のように最新式の戦車でも旋条砲を採用してる
国や自衛隊の両方を使用している国があるので、細かく解説される
ことが多いようですが、他の大砲はどちらかが圧倒的に多く、
例外的な砲が存在する程度(たとえば迫撃砲はほとんど滑腔式で例外的
に旋条式が存在する。)なので、ライフリングの数やピッチ
などを解説するレベルでないと詳しく解説されない場合が多いよう
ですね。
SAW
- ライフリング
自衛隊のように両方を
ですね。
SAW
- 戦車砲の一部、迫撃砲の大半、RPGー7のような弾頭
露出型の無反動砲を除く現代火砲のほとんどは、
施条されています。
の方がわかりやすいでしょうか。
当然、上で述べられているような例外は存在しますが。
SAW
- >3.38cm(?)対潜臼砲(シュトゥルムタイガーの主砲に転用されたもの)
つっこみ、ライフリングついていますよ。
http://www.737thtankbattalion.org/sturmtiger.htm
バツ
- すいませ〜ん。この上なくばっちり写ってますね。
しかもこの砲はロケット砲、でしたか。大砲でもないのでは?
滑空砲なんて書いてるし。反省・・・。
ほほうてい
- >自衛隊が使用している120mm迫撃砲RTはライイフリングがある
>珍しい迫撃砲ですね
>たとえば迫撃砲はほとんど滑腔式で例外的に旋条式が存在する。
現用の大口径迫撃砲(100mm以上)に関して言えば、旋条式の方が主流でなないでしょうか?例外的というのは、ちと言いすぎでは・・・。
通行人
- そういえば107mm重迫もライフリングがあったんでしたっけ。
(ポリポリ)
後装式大口径迫撃砲なんてのが好きなロシアあたりにも実例があり
そうですね。
迫撃砲は100mm以上と以下で分けなきゃいかんかな。
SAW
- >107mm迫撃砲
自衛隊が使っているM2はライフリングなしだったと思いますが・・・(何度も実物を見てるのに記憶が曖昧(;^_^A)
凄まじくゴミですが、小火器分野ではショットガンがスムースボアです。
そーいえば、ショットガン用のスラグ弾(一発弾)には、APDSのように離脱式サボットを使用するものがあります。
ブラック・タロン
- ↑こっちは、もう120なんで確認をお願いします。(笑)
昔107を撃ってたというOBと120の隊員の話が噛み合わなかった
なんていうのを見たことがあります。
107までは、ソリやらリアカーみたいなやつで人力で運搬する
「大型中迫撃砲」みたいな運用可能なようなのですが、120になると車両
で牽引が基本(というかオンリーか)の「小型榴弾砲」みたいな運用をしてる
のを、OB氏がなかなか理解できなかったみたいです。
現役の隊員も「ここまでくれば特科の領域に入った迫撃砲ですね。」
みたいなことを言ってました。
双方、一長一短あるんでしょうけどね。
SAW
- 107mm迫撃砲はライフル砲です。弾に最初からライフリングが切ってあります。
はいどーも
- なぜ戦車砲が滑腔砲主流になったのかといえば、主弾種である対装甲弾のAPFSDSおよび多目的弾であるHEATのどちらも翼安定弾であることが上げられます。更に、滑腔砲の利点である軽量化と砲腔摩耗の少なさも挙げる事ができるでしょう。
曲射砲を滑腔砲とすることの利点は軽量化と生産性の二点があります。
中口径迫撃砲(口径100mm以下)では、主に上記二点のために滑腔砲が主流です。ところが100mmを超える大口径迫撃砲はライフル砲が主流となっています。これは弾丸が大きくなることにより翼安定化が難しい(重量、容積増大)滑腔砲とした場合の砲身軽量分がシステムトータル重量で考えるとあまり利点とならない、遠距離命中精度を増すためにはライフル砲が有利なためだと思われます。
榴弾砲については、上記大口径迫撃砲と同様に滑腔砲とすることによる砲身の軽量化と生産容易の利点があっても、総合的に砲システムとした場合はその利点は特に目立つどころか、逆に弾丸自体のコスト増加のためになくなってしまいます。
結局、滑腔砲とライフル砲には一長一短があり、運用でのトレードオフにより決められるといってもいいでしょう。
戦車砲では、翼安定弾を撃つ必要から、中口径以下の迫撃砲ではシステムの軽量化から滑腔砲の選択となり、その必要がない火器(翼安定弾を主要弾種に持たない火器)においてはライフル砲を選択します。
上記の観点から、対空砲および艦砲には、ライフル砲を選択することが有利となります。というか滑腔砲にする必要性がない。
はいどーも