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「山猫は眠らない」や「プライベート・ライアン」で、敵のスナイパーのスコープを貫通して目を打ち抜くというシーンがありましたが、あういう事は実際にあったのでしょうか? それとも単なる演出でしょうか? YF−23A |
- 映画では得てして映像上見栄えある演出が加えられるものですが・・・(苦笑)
ほとんどゴミに近い回答かもしれません。
スコープ付き狙撃銃で夜間射撃する場合に、スコープの対物レンズが月明かり等を反射して狙撃手の位置を暴露してしまうことがあります。もし敵側の狙撃手がそれを発見した場合、その反射光の辺りを狙撃するでしょう。そしてその一発が、たまたまスコープを貫通して相手の狙撃手の頭をぶっ飛ばすというシチュエーションもあり得るかもしれません。まぁ別に夜間狙撃に限って起こりうる状況というわけではないですが・・・
ちなみに、現在の銃用スコープの大部分は、対物レンズに特殊な表面加工を施して光を反射しにくくしています。
ブラック・タロン
- ベトナムで、米軍のスナイパーがベトコンだかNVAだかのスナイパーとやりあった際にそう言う事例が有ったらしいという話しをどこだかで読んだ覚えがあります、資料が腐海の底だと思うんで、詳しい事は発見次第書き込みますが、確か光ったあたりを狙ったらスコープを綺麗にぶち抜いていて、発砲のタイミングが遅れたら死んでるのは俺の方だったと、米軍のスナイパーが思ったってな話だったと記憶。
ooi
- 同朋舎出版・刊「ファイアーパワー 銃火器パート1」の
「“一撃一殺” ベトナムにおける米国海兵隊狙撃手たち」
の項、その物語が紹介されています。
要約すると、狙撃手ハスコック軍曹(カルロス?)とバークの二人がNVA狙撃手と遭遇、追跡と監視の末、太陽の反射で光ったところに照準しハスコックが狙撃。
結果、NVA狙撃兵の遺体を調べると、ソ連製スナイパーライフルのスコープを貫通し、目から後頭部へ抜けていたそうです。
杉村徹
- 「狙撃手」:ピーター・ブルックスミス著(原書房)に、
第一次大戦時のダーダネルスの戦闘で、オーストラリア人とトルコ人、
二人の狙撃手対決で実際に(狙撃手本人ではなく傍らの観測手のですが)
照準スコープを突き抜けた弾が、たまたま顔をそらせていた豪州人の
口から頬へ抜けた例が紹介されています。
たぶんに偶然の要素もあるでしょうが。
余談ながら、豪州人はカンガルーハンターがいて、腕がよかったと。
MB
- なるほど、現実にもあったことなんですね。ただの演出だと思っていました。ところで、実際は敵の目なんて狙わないと思いますが、スナイパーは敵のどこに照準を合わせるものなのでしょうか?
YF−23A
- まったく関係ないことかもしれませんが、NAM戦時の海兵隊では小銃射撃の際に「キンタマを狙」うと教育していたと、とある元海兵隊員の手記にありました。上にそれれば腹、下に逸れても足にあたって戦闘不能になるからだとか……。
居眠り将軍
- 皆さん回答をありがとうございます。金○を狙うとは・・・、精神的な効果はどこの部位よりも上ですな(爆)
YF−23A