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銃剣には刃のある刀剣型と槍状のスパイク型の二種類存在しますが、それぞれの長所・短所について教えて下さい。個人的には後装銃の場合刀剣方の方が便利だと思いますが。 モーグリ |
- 大雑把に書くと以下の通りでしょうか。
・スパイク型:長=刺突に適する(元々銃剣は刺突用)短=汎用性に欠ける
・刀剣型(ナイフ型):長=汎用性がある 短=(お、思い浮かばない(;^_^A ←苦笑)
スパイク型銃剣はロシアやイギリス等で見られましたが、刀剣型に比べて汎用性が低いため、次第に刀剣型に駆逐されていったようです。
現代の銃剣は、鞘と組み合わせてワイヤーカッターとして使える等の汎用性を持たせたナイフ型の『多機能銃剣』が主流です。他方、銃に付属する折り畳み式銃剣(旧日本陸軍の44式騎銃や中国の56式歩槍等)は、折り畳んだときの収納スペースの関係からかスパイク型が使用されています。
ブラック・タロン
- あ、刀剣型は『刃』自体が形状や使用状況によっては欠点となりうるかな?(使用時に自分の手をケガする可能性)
旧陸軍の30年式銃剣は、刀剣型ではあるが刺突用ということで切っ先にしか刃が付いていませんでした(必要があれば研いで刀身の1/3〜半分に刃を付けた)。
ブラック・タロン
- 戦後のベルギーのFAL自動小銃もスパイク型銃剣ですね。ただ英軍は採用時に独自にナイフ型銃剣に切り替えていますが。
モーグリ
- 北朝鮮のAKMのコピ−56式もスパイク型ですね〜(あれ、中国軍だつたかな?)
げるぐぐ
- >4
1でも書きましたが中国製の56式です>スパイク型銃剣付きAKコピー
ちなみに、北朝鮮製のAKコピーは、AK47相当が58式、AKM相当が68式です。
そーいえば、同じ中国製の56式騎槍(SKSコピー)と63式自動歩槍(SKSに似たセレクティブ・ファイアのライフル)もスパイク型銃剣を備えていますね(オリジナルのSKSはナイフ型銃剣を装備)。
ブラック・タロン
- 冬季ロシアなど分厚い体感服を着込む環境での白兵戦では刺突力に優るスパイク型のほうが有利だそうです。
ささき
- スパイク型銃剣の中には、断面が十字状の刀身(クロス・フォーム・ブレード)を持つものがあります。この形状は刺突力が高く、現在ブラシ等に似せて売られている刺突用ポリカーボネイト・ナイフにもこの形状で作られているものがあります。
モシン・ナガンM1944カービンに取り付けられている銃剣が代表的ですが、他にあったかしら?
ブラック・タロン
- FALLSHIRMJAEGER GEWEHR 42/1,2(FG42)のおまけのような(笑)スパイク銃剣も十字型断面になってます。
紅葉饅頭
- 利点というほどではありませんがスパイク型は銃本体に折畳式にとりつけられるというところでしょうか?例)四四式騎銃
畝傍