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30年近く前に立ち読みした本(外国の本を国内でも出版したもの)に、「38式歩兵銃は1000万丁以上生産された」と記してありその数の多さが、いまだに驚きです。 そこで、20世紀に入ってから現在までの各国の主要な小火器の生産数はどれ程の数なのかを教えてください。 gsz |
- うーむ、『主要な小火器』とはかなり幅がありますね(;^_^A 小火器という括りは、それこそライフルからサブマシンガン、ハンドガン、機関銃と多岐に渡りますので。
とりあえず、主力ライフルについて資料があるだけ書いておきます。
第2次大戦における米軍の主力ライフルであるM1ライフル(ガーランド)は、1937年の制式採用から1945年8月14日までに総計4,028,395挺が製造されています。その後、朝鮮戦争の勃発で製造が再開され、同戦争の終結と共に終了しましたが、この間の製造数については手元に資料がありません。
また、下士官等用に開発されたM1カービンは、1941年の制式採用から1945年末までに総計6,117,822挺が製造されています。
戦後のM14、M16系については手元に資料がありません。つーか、M16系は現在も製造されているので把握しきれません(わしの調べ方が悪いだけ?)。
ドイツのモーゼルKar98kライフルについては、1935〜45年までに総計1,450万挺に達したとのことです。
日本の自衛隊ですが、64式小銃は少なくとも18〜20万挺以上作られたはずです。現在調達中の89式小銃については、現在の総計は4〜5万挺といったところでしょう(各年度の防衛費内訳による)。
ブラック・タロン
- う〜ん、1450万丁ですか。あきれるほどの数量ですね。
質問者です。ブラック・タロン様、ありがとうございます。
ちょっと的の絞りにくい質問に対し、質問者の意図を汲んで答えてくださりありがとうございます。小火器とは小銃のつもりでうかつに書いてしまいました。
gsz
- 1.誰も、お題の「38式歩兵銃は1000万丁以上生産された」に、?を付けませんね。
38式歩兵銃は、1907〜1944年の約37年間製造され続けましたが、一千万は、大げさな数量です。
私的には、200〜300万丁と考えておりますが、下記のHPにても、
約340万丁 と述べています。 やはり、こんなところの数でしょう。
http://www.japaneseweapons.com/gunyojyu/shojyu/index.htm
2.現在までの各国の主要な小火器の生産数
・米軍 M14 生産年1957〜1964年の短命にもかかわらず、約140万丁。
・英軍 リー・エンフィールドNO.1MkIII 1907〜1945年 約400万丁。
(ほとんど38式と変わらない歴史を持っていますね。)
・独軍 ルガーP08 1908〜1942年&1945〜1946年 約41万丁。
(なんと、敗戦直後の1年間だけ、仏軍用にモーゼル社で再生産されています。)
・WWII戦後のNO.1生産銃は、AK47シリーズでしよう。 本家ロシアでも、把握しきれない。
一説には、亜種を含めて、数百万丁が この地球上に存在するとか?
軌跡の発動機?誉
- >3
38式歩兵銃の生産数1000万挺・・・疑問符を付けたかったのですが、手元の資料には『総計無慮百万挺』としか書かれてなかったもんで・・・(苦笑)
AKシリーズは、世界中で6,000万挺以上作られていると言われます。1ダース以上の国(亜流含む)が製造しているのですから当然といえるでしょうか。
ブラック・タロン
- AKについてですが、前クーデター直後の国に行ったときに兵士と仲良くなって見せてもらったことがありました。
そうしたら、「メイド・イン・ジャパン」の刻印が(笑
彼は「日本製だから、故障があまり無くていい」とか言ってました。
こおり