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銃身の内部に刻んであるライフリングって、どうやって作るのでしょうか? 僅か5ミリほどの細い銃口にも刻んであり、不思議なことかぎり無しです。 ミネベア |
- ライフリングの製作方法は、主に2つあります。
1/専用工具による切削加工
孔を開けた銃身の素材に、ライフリングの『型』となるドリル様の専用工具(ブローチ等と呼ばれる)を切り込んでライフリングを形成する方法です。もっとも一般的な方法といえます。
2/コールド・ハンマーリング(冷間鍛造法)
孔を開けた銃身の素材にライフリングの『型』を通し、外からハンマー機械で叩いてライフリングを成型する方法です。製造設備が大型化するのが難点ですが、ライフリングから薬室まで一気に成型でき、大量生産に向いています。
ブラック・タロン
- ブラック・タロン様
2.は理解できますが、この場合、後から型が抜けなくなるなんてことはないんでしょうね。あったら製造できませんが・・・
1.は「ドリル様の専用工具(ブローチ等と呼ばれる)」の形状的なイメージがつかめません。どんなドリルかもう少しご説明願えると助かります。
よろしくお願いします。
ミネベア
- >2
1、のブローチについて
こんな感じの工具です
>http://www.mhi.co.jp/kousaku/product/seimitsu/seikg_07.htm#01
(あんまり良い画像が見つからなかった・・・・。)
おまけ。
>http://www.nachi-fujikoshi.co.jp/tool/broach/index.htm
ここの「セミドライブローチ」のところに実際に加工している動画があります。
ここに実際加工している動画があります。
YOU
- >3
スイマセン、最後の一行無視して下さい。
YOU
- もっと解り易い RiflingBroach 刃の写真は、ここが良いでしょう。
http://www.firearmsid.com/A_bulletIDrifling.htm
1.一つ一つの鍔(つば)状のところが、刃になっており、且つ、溝が付いていますね、この溝がある角度でねじれています。
もう、お解りでしょう、パイプ状の銃身素材を用意しておき、このブローチ刃を通して”廻しながら引き抜く”と、
かのライフリング銃身が出来上がります。 引き抜く回数は、1回とは、限りません。
寸法違いの刃で、2〜3回同様に作業する事も有るでしょう。 赤いのは、切削油です。
ブローチ刃に付ける溝数、溝幅、溝深さ、溝ねじれ方向が、各社(例えばコルト、S&W)の
ライフリング・ノウハウの違いになります。
2.又、一枚飛ばした下の写真、Button(ボタン)工法もというやり方も有ります。
棒の先に、非常に硬い材質(タングステンとか)で出来た鼓形部品が溶接されています。
見ての通りこの鼓形部品に溝が付いており、やはり、パイプ状銃身素材にこれを通して、”廻しながら引き抜き”ます。
この方法は、切削加工というより、塑性加工ですね。
(刃物で削るのではなく、工具の硬さと圧力でライフリング溝を成形する)
仕上がりがなかなか良い物になります。 しかし、あまり生産効率は良くない。
3.その下は、独H&Kに代表される、ポリゴナル銃身の製造方法が書かれていますが、切りが無いので解説は省略します。
4.他に−−−100年ぐらい昔の工法。 現代でも、少量の試作品やカスタム品加工用 として、
ライフリングマシンで切削する。という方法も有ります。
銃身内径と同径の芯金を製作 且つ、下記の様な刃を製作し、芯金に刃を埋め込み、
溝を一つ一つ切削加工して行くという工法です。
http://members.jcom.home.ne.jp/rifle.com/html/kousaku/rifle_button.htm
上の写真が ライフリングマシン用カッター(埋め刃)。
下の写真は、↑2.で解説のボタンですね。
軌跡の発動機?誉
- >5
軌跡の発動機?誉さま、詳しい説明感謝です。
(うーん、Ans、Qで回答に回るのはまだまだだなぁ(。。)
YOU