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またまた、プライベートライアンから、一般の歩兵はM1ライフルのようですが、ライベン(リチャードギア似の歩兵だったかな?)は何かごつい銃を持っていました。あれは何でしょう。また、トムハンクス扮する大尉は自動小銃(トンプソン?)を持っています。これは階級によるものでしょうか toku |
- 分隊機銃のBARでは?
コンバットではカービーが持ちたがってましたが
サンダースはなぜか新兵に渡してしまいます。
ななし
- ライベンが持っていたのは
間違いなくBARです。
トムハンクス扮するミラー大尉が自動小銃を持っている
と言うことですが、どの場面での話でしょうか?
ラストの橋を巡る攻防戦では、M1を持っていたはずですが・・・
装弾子(クリップ)が出てきましたし。
木
- >トムハンクス扮する大尉は自動小銃(トンプソン?)を持って
ミラー大尉は(すくなくとも最初の方は)トンプソンM1A1機関短銃をもっていたはずです。自動小銃じゃないですね……。
居眠り将軍
- ミラー大尉は後半でもほとんどトンプソンばかり持ってました。最初の上陸シーンではどうだったかな。
それで階級によるものかどうかは確かここの過去ログにあったはずですが、どこだったかわかりません。回答になってなくてすいません。m(_ _)m
epitaph
- BARとは、単機関銃は階級的には、誰が持つべきなのですか?
toku
- ↑単機関銃は誤り、機関短銃
toku
- 完全ゴミですが。
>ライベン二等兵
前述の通りBARです。.30”−’06口径(30口径(7,62ミリ)で1906年制定の意)弾を使用し、ガス圧による作動で毎分500発の弾丸を発射し、8,82キロの重量があります。この銃は元々第一次大戦のおり対塹壕戦用兵器として機関銃とライフルの中間的要素をもつよう開発されましたが丁度完成時に終戦、(戦線投入したとしてこの銃を狭い塹壕で振り回せるかは疑問、独伊の自動拳銃とライフルのハイブリッドサブマシンガンが塹壕には好適正)第二次大戦時は分隊支援火器として使用され、第一次大戦直後から朝鮮戦争を経、約40年間GIたちの心の支えとして星条旗に奉公しました。
>ミラー大尉
彼が劇中で使用した兵器はM1A1トンプソン・M1911A1ガバメント・手榴弾・60ミリ迫撃砲弾(けつぶッたたいて投げてた奴)のみです。M1ガーランドは使用していません。
>BAR、M1A1の担当階級
ミラー分隊の面々は隊長ミラー大尉、副長ホーヴァート軍曹、軍医のウェード、通訳のアパム両伍長を除き全員二等兵ですので軽機に関しては特に担当階級はないはずです。
トンプソンは・・・下士官はM1カービンみたいですし、部隊指揮官、戦車兵の護身用、あと砲兵、輜重はどうだったのだろう?自分も気になりますので米軍におけるSMGと騎兵銃の担当区分を教えてください
紅葉饅頭
- WWIIのアメリカ陸軍では分隊の中に偵察班・突撃班・支援班がはっきり
分かれていて、分隊長は偵察班を率いました。BARは支援班が持っています
ので、少なくとも分隊長がBARを操作しないのは確かです。
US Army Handbook(Forty)によると、1942年頃のアメリカ空挺師団は、
次のような兵器定数でした。
ライフル6250 BAR300 カービン4961 HMG+LMG(30口径)284 SMG383
ただし、歩兵(空挺兵)分隊の火器はほとんどライフルで、カービンは
最大2丁、おそらく分隊長と副長くらいでした。SMGは1丁あることもあり、
ないこともあり、分隊長はSMGまたはカービン、歩兵師団ではライフルで
あることもあったと考えられます。別のページに、歩兵師団の分隊火器
構成として、ライフル10、BAR1、M1903狙撃銃1という例が出ています。
1943年型戦車師団は2803丁のSMGを持っており、車載兵器としてはSMG
が広く使われていたが、非機械化部隊ではSMGはかなり珍しい兵器であっ
て、歩兵以外の兵科が持つ自衛用兵器としてはカービンが一般的であった
と考えられます。
マイソフ
- >7
記憶レスです。
初期の米軍の一般的な歩兵分隊は分隊長、副分隊長がM1A1トンプソンを、支援火器としてBARが1名、残りはM1ガーランドを装備した9名の計12名で編成されていました。当初M1カービンは二線部隊用の装備とされていたのですが、短機関銃の長距離での威力不足を補える銃としてトンプソンに代わっていきました。
BARのみならず分隊支援火器はどの国でも分隊長に次ぐ階級、ないし三位の階級の者が装備するようです。
が、ミラー分隊の場合はレンジャー部隊、かつミラー大尉の選抜で編成された特務部隊ですので上のような一般論はあてはまらないのでしょう。ライベンは一等兵ではなかったのですか?興味深いですね。
余談ですが、支援火器としてはBARはMG34にくらべて火力不足であり、独軍分隊と米軍分隊を比較した場合、セミオートマチックライフルの特に行軍射撃における優位性を差し引くと両者はほぼ互角というのが80年代の戦術級ウォーSLGでの評価といったところでした。
junkers
- >8
一般的な米軍歩兵分隊では分隊長+1名からなる偵察班、BARを含む5〜6名からなる支援班、残りで突撃班という編成とされていましたが、往々にして少人数の偵察班が簡単に制圧され有効な指揮を執れなくなることがあり、後には独軍と同様のの支援班+突撃班という編成に切り替わっていきました。
マイソフさんの兵器定数を見るとBARと同数近いHMG,LMGがありますが、これは分隊外の支援火力が多くは望めない空挺師団であるがためにHMG,LMGの装備が充実しているのでしょうね。同じ様な立場の米海兵隊も大戦後期には分隊のBAR装備者が1→3名に増員され支援火力をアップさせています。
junkers
- プライベート ファースト クラスを上等兵と訳してる
資料では、カパーゾ、ライベン、ライアンが上等兵。
ジャクソン、メリッシュが一等兵になっています。
下士官よりしたの兵隊をひとからげにプライベート
と呼んだり、途中で米軍の制度が変わったりしてる
ので、この辺の翻訳は難しいところがあるようですね。
M1カービンは、もともと士官や特殊兵科の護身用武器
だったんでミラーがもっていても不思議ではないので
すがホバースがM1カービンを持ってるので、コンバット
のヘンリーとサンダースの銃の例とSMGとカービンが
逆になってますね。
どうも米軍は、国民性や物量の豊富さの上か、員数外の
武器なんかを持ってる例があるようなので、このあたり好み
もあってミラーはSMGをもってるような気もします。
うろ覚えですが、M1ガーランドをもつ将軍なんていう
バルジ戦の写真を見たような記憶があります
SAW
- 同じノルマンディ上陸作戦を描いた映画『史上最大の作戦』にもBARを持った兵士が相当数登場します。特に印象的なのは色男のロバート・ワグナーが扮するルダー中佐が指揮する第2レンジャー大隊の3個中隊のオック岬攻撃場面(ポール・アンカもいます)。殆どの兵隊がトンプソン装備、M1カービンもちらほら、ガーランド装備はみあたらない。
崖にかけた梯子の先端でBARを連射し反動で梯子が崖から離れて行くシーンで少し笑いを取る。
からっぽの砲台に手榴弾放り込んで単独接近するのはBARを腰だめにした兵士でトンプソン装備組は塹壕内からカバー。敵がいないと分かってこの兵士がハンドルを起こしてBARをぶら下げる仕草が面白い。
SHI
- 便乗・駄レスですみません。
プライベートライアンの冒頭シーンは強烈でしたが、本当にあんなに死んだんですか?かなり死体ゴロゴロでしたが・・・・
ライアンの子
- オマハ・ビーチ、ドッグ・グリーンでD−Dayの6時36分最初に舟艇のランプを開いた第29師団第116連隊第1大隊A中隊中隊長タイラー・フェラーズ中尉を乗せた舟艇は400mの射程で複数の毎分1000発のMG42の集中射撃を受け、中尉以下32名全員が舟艇上かその近傍で戦死しています。A中隊の後続で7時10分にドッグ・グリーンについたC中隊も中隊長が舟艇上で迫撃砲弾で戦死。両中隊は機関銃弾の嵐の中で指揮官を失い渚で60%が死傷、全滅してしまいします。映画に出てくるミラー中尉(史実ではゴランソン中尉)の第2レンジャー大隊C中隊は、時間的に第29師団のA中隊とC中隊の間で上陸敢行、75名中35名が渚で死傷とこれも同様死傷率で全滅。結局ドッグ・グリーン正面は最後まで抜けず、正午頃、ドッグのはずれに開けた穴からから内陸に入った第29師団副師団長コータ准将陣頭指揮のもと沖合いの艦船からの援護射撃(ちゃんと海軍の弾着観測部隊も上陸しており盲撃ちではありません)を受けた混成部隊により内陸側から海岸に出る形で開鑿され、この時コータ准将は渚に折り重なる『ブルー&グレー』の29師団のパッチをつけた戦死体を見たと伝えられています。第1師団、第29師団の受け持ちの約8Km巾のオマハ・ビーチ全域であんな密度で戦死したわけではありませんが、ドッグ・グリーンではあの映画以上の惨状だったようです。
SHI
- 上記補足。内陸をドッグ・グリーン正面に向けての進撃の指揮をとったコータ准将はBARメンを前面に出し、集中して使ったと言われています。
SHI