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よく米陸軍航空隊の重爆のガンナーがエプロンみたいなのをつけている写真ありますけどあれって防弾チョッキですよね。ところであれってどのくらいの性能なんでしょうか? Alphabette |
- ええ防弾チョッキです。「フラックジャケット」または「フラックベスト」と呼ばれており、たしか20mm曳光弾を止めた記録があったはずです。(B-17の外壁を貫通した物が当ったと思われる)
Vinegar-Joe
- >1. え!?20mm を止めたんですか?!20mm 曳光弾には炸薬または焼夷材が入ってますから、貫通しなくても信管が作動するとえらいことになりそうですが…不発だったのかな。ちなみに 20mm 徹甲弾なら距離 100m で 20〜25mm の硬化装甲板を貫通します。FLAK ジャケットに縫い込まれている鉄板の厚さは 5mm 程度ですから直撃には耐えられません。名前のとおり高射砲の断片防御が主な役目です。
ささき
- 単なる破片でも貫通されてしまったという例もどこかで見たような記憶があります。
以前に口径50らしい機銃で、足を撃たれたらしい方の事例がこのサイトに出たことがありますが、このあたり角度だの距離だの要素が天運として作用しているのではないかと思わされます。
SAW
- >3. FLAK ジャケットは鉄板を生地に縫い込んであるだけなので、鉄板と鉄板の隙間部分が弱いのです(当たり所が悪ければただの布になってしまいます)。操縦席勤務者はむしろ尻の下に敷くのを好んだという話もありますね。
ささき
- ↑2 B-17を紹介した本(なくした)に写真が載っていたのです。「B-17の乗組員は胸部に被弾、意識不明に陥るが弾はジャケットを貫通せず、後に回復した乗組員がジャケットと弾を一緒に写真に収めた。」というようなものでした。乗組員が幸運だった事以外は被弾の角度、状況等正確な情報は分かりません。
Vinegar-Joe
- ご回答ありがとうございました
Alphabette