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ノルウェーの旧制式拳銃のM1912やM1914(通称コングスベルグ)ですが M1912はコルト社で生産、1914年から国立造兵廠でライセンス生産された 物をM1914と呼ぶそうですが当時コルト社では米軍向けの1911ピストルの 生産が追いつかず米国内の他の銃器会社でも生産していたはずです。どれくらい の数のM1912がコルト社で生産され輸出されたのでしょうか。それとも M1912は1911ピストルのパーツ交換されたものに過ぎないのでしょうか。 スコフィールド |
- M1912は、1912年にノルウェー陸軍が採用したコルトM1911の一部改良型で、ノルウェー陸軍はコルト社に300挺を発注してテストしました。その後、1914年からノルウェーでライセンス生産されたのがM1914で、総数32,400挺が製造されたとのことです。
M1912/1914とM1911の差違については詳細はわかりませんが、写真を見るとスライド・ストップの形状が異なっており(指かけが下に伸びている)、グリップ・パネルの形状もこれに合わせて若干変更されています。
<*参考資料:Gun誌別冊4>
なお、米軍向けM1911の生産ですが、第1次大戦中、アメリカ政府はコルト社以外の国内8社に対してM1911の生産を発注しました。しかし、1918年に第1次大戦が集結したため、実際に量産したのはレミントン・アームスUMCのみでした(生産数21,265挺)。
ちなみに、第1次大戦中、アメリカはイギリス軍とロシア軍にM1911を供給しています。イギリス軍向けM1911は口径.455ウェブリー・オート(11.43mmX23.5SR)に変更したモデルが14,000挺、ロシア軍向けM1911は一般市販モデルから15,000挺がイギリス経由で供給されました。いずれもコルト社による供給です。
ブラック・タロン
- 補足、
・ノルウェー M1912は、刻印以外、US.ARMY用M1911Sと全く同一な物で、コルトに製作させました。
(M1911S: M1911のコストダウンタイプ→機械加工仕上げが粗くなっていおり、表面処理も粗雑)
・英語が得意な方は、こちらをどうぞ。
http://www.sightm1911.com/lib/history/Norwegians.htm
又、M1914の写真を参考まで。 ブラック・タロンさん解説の通り、スライドストップが改悪されています。
http://usgi1911.tripod.com/M1914.jpg
軌跡の発動機?誉