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こんばんわ。銃でカエルニコフ?もしくわそれに近い名前の銃って実際にありますか?誰か教えて下さい。よろしくお願いします。 AtomicBomb |
- 多分それはカラシニコフ(AK)の事ではないかと思いますが……。
町田
- カエルニコフとはまた・・・多分「カラシニコフ」ですね。AK47、AKM、AK74とその眷属たちの総称です。設計者「ミハエル・カラシニコフ」の名を取ってそう呼ばれてます。
http://www.gunsworld.com/ak/ak_home_us.html
epitaph
- この前の不審船の乗組員が巡視船に対して銃撃してきた際に使用された
銃もコレです。
いまもって旧共産圏諸国や第三世界の様々な国やゲリラ、テロリスト達が
使用している銃がカラシニコフつまりAKシリーズです。
米国のM16、ドイツのG3と並び称される現用3大突撃銃のひとつで制作者の名を取って「カラシニコフ」と呼ばれます。
そもそもAKシリーズは1941年、当時戦車兵だったミカイル・カラシニコフ軍曹は独ソ戦のさなか、ドイツ歩兵の突撃銃の威力に衝撃を受け、 その後、負傷して後方部隊に配属されたカラシニコフ軍曹は、ドイツの突撃銃であるMP44を参考に自国に適した突撃銃を開発し、 1947年にソ連の制式突撃銃として採用されてAK47の名前が与えられるのです。
アルファ・ロメオ
- ドイツのMP43/44を参考にした旧ソ連軍の突撃銃開発計画は、最初アレクセイ・I・スダエフ氏が着手しましたが、試作段階のところでスダエフ氏が他界したため、新たにミハエル・ティモフェイエビッチ・カラシニコフ氏が開発に着手しました。これを原型として、1947年にAK47として採用されることになります(カラシニコフ氏は第2次大戦中、独ソ戦で負傷して後方に下げられた頃にサブマシンガンの設計を手掛け、これを機に銃器設計家として認められた)。その後、カラシニコフ氏は、AKライフルを大型化した分隊支援火器RPKや、汎用機関銃PK/PKMの開発も手掛けました。
ソ連崩壊後、カラシニコフ氏は90年代初めにアメリカに招かれてM16ライフルの開発者である故ユージン・M・ストーナー氏と歴史的対談を果たし、その後も海外の兵器見本市等に顔を出しています。現在御歳82か83歳になるはずです。
さて、AKライフルシリーズですが、大まかには以下のようなラインナップです。なお、各モデルにはストック(銃床)を折り畳めるタイプもあり、モデル名に『S』が付きます。
・AK47(AK47S)
第1号モデル。レシーバー(機関部)をスチール材からの削り出し加工で製作している。口径7.62mmX39。
・AKM(AKMS)
AK47の近代化改良モデル。レシーバーの製作を削り出し加工からプレス加工に改めて生産性を高めている。口径7.62mmX39。
・AK74(AKS74)
アメリカのM16等に対抗して、AKMを小口径化したモデル。口径5.45mmX39。以前日本のオウム真理教が密造しようとした銃がこれ。
・AKS74U
AKS74の銃身を短くした特殊部隊向けカービン・モデル。口径5.45mmX39。ウサマ・ビンラディン氏の演説映像の傍らにいつも置かれている銃がこれ。
・AK101〜105、AK74M
現在ロシアのイジェマッシが輸出用に製造しているAKシリーズの名称。
・RPK
AKMを大型化した分隊支援火器。二脚架付きの長銃身を備え、AK用の30発マガジンの他、専用の40発、75発マガジンを使用。口径7.62mmX39。なお、AK74に対応する分隊支援火器としてRPK74が開発されたように思うが、手元に資料がない(苦笑)。
ロシア以外でも、東欧、中国等の旧東側諸国や中東等で多種多様なAKシリーズが生産されています。また、北欧フィンランドはAK47をRKm54の名称で制式採用した後、自国のバルメ(ワルメット)社やSAKO社にAK47を原型とする国産ライフル(RKm62等)を生産させています。さらに、イスラエルもバルメ社の協力を得てAK47を原型とする国産ライフル・ガリルを開発しています。
AKシリーズが軍隊・警察からゲリラ・テロリストに至るまで世界中に広く普及している最大の理由は、少々泥や土埃を被ってもトラブルなしで作動する信頼性の高さと、多数の国で生産されているが故の入手の容易さでしょう。後にヨーロッパ等で開発された口径5.56mmのアサルト・ライフルにも、AKの影響を受けたものがいくつか見られます。
ブラック・タロン
- >4.AK74に対応する分隊支援火器としてRPK74が開発されたように思うが、手元に資料がない
はいどーぞ(^ ^)。
http://kalashnikov.guns.ru/models/ka142.html
ここ↑を見ればカラシニコフに関係した銃がほとんど見れます。あと東側の銃に関してはここ↓もなかなかお勧めです。(トップページに時々裸のおねーちゃんの写真が・・・いやそうじゃなくて。)
http://club.guns.ru/eng/index.htm
epitaph