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旧日本軍が大戦末期に使用した光学信管(?)について教えてください。 ワカゾー |
- 俗に有眼信管と呼ばれるものでしょうか。爆弾頭部に探照灯と光電管を持ち、地上に反射した探照灯の光を光電管で受けて地上数十メートルで炸裂させ、広範囲に弾片をまき散らす夜間対地攻撃用の近接信管だったようです。
ささき
- ↑ これを対艦用とか対空用に使うーという考えはなかったんですか?
わかぞー
- ↑対艦用の徹甲爆弾は命中しないと意味がありませんから、
少なくとも対艦用はありえないでしょう。
”&”
- 対空用は、多分信管が高初速砲の発射衝撃に耐えられなかったんではないでしょうか。
それ以前に直撃状態じゃないと作動しないからやっぱ無理か?
はいどーも
- 何年か前に発行された、たしか丸エキストラ版だったと記憶しています(持ってますので、もしご希望なら何年何月発行の何号か調べます)が、神野正美さんの攻撃501飛行隊関係の記事に「有眼爆弾」が使われたことが載っています。
この部隊は銀河部隊で、19年12月下旬のサイパン爆撃に使用したという内容だったと思います(うろ覚えですが)。たしか、飛行隊長の森本秀雄少佐が「正月ぐらい東京がB29の爆撃を受けないように」と企図した作戦だったと思います。これについて、生き残りの元隊員の証言も載っていたと思います。
土屋二飛曹
- 大戦末期に芙蓉部隊(戦闘901他、指揮官美濃部正少佐)が
沖縄のアメリカ軍攻撃に25番光電管爆弾を使用しています。
これは従来の瞬発爆弾だと地上に穴があくだけで
滑走路の飛行機などに被害を与えることができないため
有眼信管というものから光を発し、それが地上から帰ってきた
時間を高度に換算して爆弾を破裂させるという仕掛けだったと思います。
瑞雲水爆が好き