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日本海軍が8cmクラス〜12cmクラスの艦砲で使用していた砲弾にはどんなものがあるんでしょうか? 涼月 |
- この規模の大砲って明治初期からあるので
被帽徹甲弾以外の海軍に存在した殆どの全ての弾種があると思います
太平洋戦争中のに限って見ると
通常弾、対潜弾、照明弾、星弾になると思います
通常弾はいくつか種類があるようですが時限信管と触発信管が使え
三式弾も通常弾の一種になります
普通の通常弾は砲によって型や仕様が異なりますが、極普通の榴弾です
SUDO
- ありがとうございます。
徹甲弾の類はあまりないようですね。
通常弾とは一応何にでも使えるものと考えても良いのでしょうか?
ログを見るとそんな感じがしたので・・・。
あと、対潜弾とはどういったものなんでしょうか?
大砲で投射する爆雷をイメージしているのですが。
涼月
- こちらの過去ログ「艦船」の1052番で対潜弾が出てきていますね
畝傍
- >3
すみません。
訊く前に確認すべきでしたね・・・。
涼月
- >2の徹甲弾に関して
というかまともな徹甲弾は存在しないんです
明治時代にはこの規模の大砲にも半徹甲のような徹甲弾近似の代物が存在しましたが
これは後に通常弾に名称を変えたようです
つまりは所謂徹甲弾に相当する砲弾はたぶん装備された事は無い物と思われます
信管も短遅動のような物は無かったのです
通常弾とは言い換えるなら、特殊用途や徹甲弾ではない何にでも撃てる砲弾の通称みたいな物で
ご想像の通り、何にでも打ち込んだと言って良いでしょう
ただ、陸軍の榴弾に比べると、弾殻が厚く炸薬が少なくなっています
陸戦用の砲弾が破片で人員を殺傷することを目的としているのに対して
艦艇用のは破片で船体を切り裂く事を狙っているので、破片が比較的大きくなる傾向があるようです
SUDO