1287 |
「ボットトックス弾」って、何なんでしょう? 自動小銃に関係する弾のようなのですが、どんな物なのかよくわかりません。 検索をかけたのですが、どこにも引っかからないので、ここでお聞きすることにしました。よろしくお願いします。 むしゅふしゅ |
- 申しわけ有りませんが、本件質問に至った状況(背景)をご説明願います。
軍事・兵器用語として、”ボットトックス”とは、生物兵器に於ける、ボツリヌス菌の毒素の別名ではないかと推定しますが!
(この毒素の筋肉麻痺作用を逆手に取った”筋肉の痙攣穏和治療薬”として”ボトックス100” と言う、
それにちなんだ名称の薬も存在します。)
そんな毒素が充填された弾なのでしょうかね??
軌跡の発動機?誉
- 回答、ありがとうございます。
某作品の用語集を作っているのですが、これが作者の造語なのか現実にある物なのかが判らずお聞きしました。
「BS4パッケージの中身はポットトックス弾。効かないかもしれないけれど…」とありますので、おっしゃるとおり、「ボツリヌス毒素」を使用した武器なのかもしれません。
むしゅふしゅ
- 仮にそれが、暗殺道具(暗殺武器)だとしますと、KGB、CIA 関係の資料をあたれば、
細菌毒、植物毒、青酸毒、その他有毒物を利用した 銃弾なり、ナイフ、針が実際に存在する事が解ります。
〜?誉
- KGBがリジンを使う暗殺武器を作ったと聞いたことアリ。コーモリガサの先端に弾丸(?)を仕込んで突き刺して体内にいれるんだとか。(ごみ)
居眠り将軍
- それを言うならリシン(ricin)でしょう。リジンでは必須アミノ酸になってしまいます。
便利少尉
- >4
1979年9月、英BBCとラジオ・フリー・ヨーロッパに勤めるゲオルギー・マルコフ氏が、ロンドンで何者かに傘で足を突かれ、その夜発熱して2日後に死亡する事件が起きました。同氏の経歴等が特殊だったため英情報機関が検視したところ、遺体の足から直径1.7mmのプラチナ製の中空ボールが発見されました。
実は、マルコフ氏を突いた傘にはCO2式の発射器が仕込まれており、これでリシン毒入りのプラチナ球を打ち込まれていたのです。この事件の前年、パリ在住のブルガリア人亡命者が同様の手口で変死する事件が起きていました。
この二つの事件を実行したのはブルガリアの情報機関だそうで(事件に関わった要員2名は旧ソ連に亡命)、傘型発射機とリシン毒は旧KGBから供給されたそうです。1987年にKGBから発表された資料によれば、傘に仕込まれた発射機本体は万年筆ほどの大きさ、プラチナ球は砂糖でコーティングして効果が現れる時間をコントロールするようになっていたそうです(発表されるまで西側ではワックスを使っていたと推測していたらしい)。
ちなみに、旧KGBが開発した毒物発射武器として、トロイカと呼ばれる3連発の小型ピストルがあります。空砲カートリッジを使って青酸剤を発射するピストルだそうで、他にも同様なシステムの単発・2連発のチューブラー式青酸発射器があったそうです。ただし、射手も青酸剤を吸ってしまう危険があるため、解毒剤は必須だったようです。
ブラック・タロン
- >5
ぬおっ、何てこった!
「車輌」も含めて最近良いとこなしです。
居眠り将軍
- 皆様、ありがとうございました。
無事に本も出すことが出来ました。
世の中には、面白い(?)変わった兵器もいろいろあるものだなあ、と、
改めて思った次第です。
これからもよろしくお願いします。
むしゅふしゅ