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以前から疑問に思っていたのですが、 9mmパラベラムのパラベラムにラテン語で「自衛」、 357等のマグナムにはラテン語で「大きい」という意味があるということは 「カスール」などにもラテン語で何か意味があるのでしょうか? 又、他の弾薬や銃などに関することでも、ラテン語にまつわる話がありましたらぜひ教えてください。 アフガニスたん |
- .454カスールの名は、開発者のディック・カスール氏に由来します。本によっては“カースル”とか“ケイザル”とか表記されてますが。
しかし、マグナムってラテン語だったのですか? ワインの大瓶の事を“マグナム”と呼び、そこから転じて“発射薬が多量の”という事になった話くらいしか気にしてませんでしたが。
杉村徹
- 1.Magnum−−−元々は、仏語の大型ワインボトルの呼称を流用したのですが、
これの、そのまた語源がラテン語かどうかは!?
http://www.asahi-net.or.jp/~ju4j-ishr/kisowine-jiten6.html
2.パラベラムの語源をもっと詳しく書きますと−−−
ラテン語 ”Qui desiderat pacem preparation bellum ”転じて→ ”Si vis pacem, para bellum”
独語に置き換えると ”Wenn du den Frieden willst, bereite den Krieg vor”
英語に置き換えると ”If you want the peace, prepare for war ”
日本語−−−−− 汝、平和を浴すれば、戦争の準備せよ。
と言う事だそうです。
その他、Magnum & 9mmパラベラムに関する事は 過去ログNo.815 他を見て下さい。
又、ラテン語にまつわる兵器が有るか?と言っても 機密保持の為にこういう呼称を考え出したのですから、
同様の物を探し出すのは難しいのではないでしょうか!!
軌跡の発動機?誉
- なるほど、カスールは人名だったのですね・・・ありがとうございました。
マグナム=ラテン語についての疑問がありましたが、これはラテン語の辞書を調べていただけばすぐにわかります。他に「偉大な」という意味もあるようです。
アフガニスたん
- 単なる製品名でもいいなら(笑)、ラテン語に由来する名前を持つライフルがフランスのPGMプレシジョン社で製造されています。
口径7.62mmX51(各種オプション口径有)のボルト・アクション式狙撃銃で、『ウルティマ・ラティオ(Ultima Ratio)』の名称が与えられています。Ultima Ratioはラテン語で『最終手段、究極の理論』というような意味で、『戦争』を意味する言葉でもあるそうです。
ちなみに、同社がウルティマ・ラティオの大型版として製造している口径12.7mmX99のアンチ・マテリアル・ライフルには『ヘカート(Hecate)II』の名称が与えられています。ヘカートはギリシャ神話の冥界の女神ヘカテ(Hekate)のことです。
ブラック・タロン
- 余談−−ちょっとラテン語について!
スペイン語、フランス語、イタリア語(これらをロマンス言語と称す)は、元々ラテン語を起源とする様ですし、
これらの国々では今も、新規造語を考える時は、ラテン語をヒントにするそうです。
http://www.ab.aeonnet.ne.jp/~memoria/lingua/lingua_latina.html
独・ゲルマン民族=ゲルマン語は、まったく起源が異なる言語ですが、
”Georg Luger”(1848年オーストリア生)は”Parabellum”造語の時には、
ラテン語を応用したのですね。
〜?誉