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小説を読んでの疑問ですが・・・・・・。 ギャビン・ライアルの「本番台本」(早川文庫)で、主人公の元戦友が携行していたS&W.357マグナム・ リボルバーについて、主人公曰く “朝鮮戦線でもたいがいのパイロットが持っていた” との事で・・・・・・。朝鮮戦争当時“たいがいの”と言うほど多くの米空軍パイロットが、この銃をサイドアーム として携行したなどという事はあったのでしょうか? 杉村徹 |
- 米空軍パイロットのサイドアーム(じゃ、メインは何だよ!? と突っ込まれそうですが)とくれば、朝鮮戦争当時ならナンバリングされる以前のミリタリー&ポリスか同エアウェイト(1952年制式)あたりが基本かと思いますが・・・・・・。
作中での“ズングリした”“ガッシリした重い銃”という描写と、休戦が1953年である事を考えると、この元戦友が持っていたのはKフレームのM19(1954年発表)でなくNフレームのM27かM28の筈。
という事は、大戦後に改良・再生産がスタートした(M27のNoがつく以前の).357Magnumだと思いますが、当時のラインナップでも最高級クラスであるこの銃を、私物として携行したパイロットがいなかったとは断言できないものの、軍が支給、あるいはこぞって私費購入したというのは考えにくいので。
杉村徹
- 大したレスにはなりませんが・・・
第2次大戦中に米軍が装備したS&Wのリボルバーといったら、.38Sp.のビクトリー・モデル(ミリポリの軍用版)と.45ACPのM1917(Nフレームではあるが)くらいしか思い付きませんね(^^ゞ
S&Wビクトリー・モデルは航空部隊等に支給されたと聞きますが、まさか兵士が勝手に.357Mag.弾を調達してきて装填して使ってたんでもあるまいに・・・(そんなことしたら危なくてしょうがない(;^_^A)
ブラック・タロン
- ブラック・タロン様、レスありがとうございます。
そうですよね、朝鮮戦争の当時なら、大戦時とサイドアームはそう変わらないと思うのですが・・・・・・。
>まさか兵士が勝手に.357Mag.弾を調達してきて装填して使ってたんでもあるまいに・・・
まあ、それはいくら何でも無いでしょうが・・・・・・(^^;)。
作中では、主人公は朝鮮戦争時は米空軍のセイバーに乗っていたという設定(RAFからの交換将校で、退役して民間の自営パイロットに)なので、必然的に米軍サイドアームという事になるでしょうが、もしかしたら何か誤訳なのかも知れませんね。
杉村徹