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1212 防弾チョッキに関して質問です。
弾丸は貫通するよりも体内に残ってしまう方がダメージが大きいと何かの話で
聞きました。という事は普通であれば貫通してしまうような弾丸を
防弾チョッキでガードする事によって逆に体内に弾丸が残りやすくなってしまい
より大きなダメージを負ってしまうような気がするんですが・・・・
こういうことって、ありえるのでしょうか?
ACP

  1. 貫通した方がダメージが低いと言うのは、弾丸のエネルギーが全て体に伝わる前に弾が抜けた場合に、止まるよりは(体に弾が残るという事はエネルギーが全部体に伝わっているから)「まだマシ」というのであって、肉体に弾が接触する前に防弾チョッキが傷ついてくれれば体の傷つく度合いはやはり減らせるでしょう。
    体に金属物が残るのは良くないと言う意味では抜けた方が良いのかも知れませんが・・・そういえば結構弾が体に残ったまま、という人の話を聞きますよね。手術して取った方がいいと思うんですが、何故取らないんでしょうか、気になりますね。
    kabukou

  2. >1 爆弾の破片や弾丸が体内の奥深くに入ったら手術で取出すのは難しく、下手すれば動脈や正常な臓器などを傷つけてしまうことにもなりかねません。ただ、体内に潜った金属片が何年も経ってから体表に近い所に浮き出てくることがあり、そうなれば手術で取出すこともできます。金属片が体内を長期間かけて移動する現象の仕組みはよくわかりませんが、大量出血の危険がある大動脈等、生死に係わる危険部位に移動すればともかく、できるだけ人体に悪影響を与えない安全な部位に移動した所で、手術するのではないでしょうか。ただし鉛弾のように人体に有害な材料でできている弾丸もあり、こういうものは例外でしょう。
    アリエフ

  3. 人体のダメージは弾種により、着弾時の存速や入射角度などの条件により、さまざまです。いわゆる防弾チョッキは拳銃弾程度の防弾しか想定していないので、ライフル弾ではまた状況が異なりますし。
    防弾チョッキなしで急所を外してすっぽり抜けた弾より、防弾チョッキで半端に減速、変形して体内に残ってしまった弾の方がダメージが大きい、と言うケースもあるかもしれません。
    データハウス社の『銃器使用マニュアル』と言う本にその辺のことが細々と書いてあるんですが、えぐい写真がいっぱいなのであまりお勧めしません。(私もちゃんと読んでなかったりして)
    それから体内の鉛の話ですが、筋肉内に金属の状態で残っている分には大した影響はないようです。もちろん摘出できるならそれに越したことはありませんが。中毒が問題になるのは、主に酢酸鉛など水溶性の鉛を経口摂取、あるいは呼吸器に吸い込むなどした場合です。
    話がそれますが、鳥類の胃液は強酸性で鉛などすぐに溶けるそうです。しかも鳥は消化を助けるために砂をついばむので、地面に散らばった狩猟用の散弾を飲み込んで中毒になることがよくあります。そのため、最近では狩猟用の散弾は鉄製のものが主流になりつつあります。
    石垣一期

  4. 鉛製の弾丸を体内に残しておいて(拳銃弾)、後に不信な死を遂げたという事例を聞いた事があります(検死の結果鉛中毒と判明した)。戦争法では鉛の露出した弾丸は禁止されています(軍用のライフル弾がFMJなのはこの為)。ただし、民間用?のハローポイント44マグナム弾のようなものは、鉛が露出していてさらに、体内で分裂するため、もっとも厄介な弾丸と言えるでしょう。

    YF−23A

  5. 2年前、交通事故でガラスの破片が体内に入りました。
    首の部分なんで、大物は手術で除去しましたが、細部の除去は済んでません。
    芥子粒大のは未だ皮膚に出てきます。
    吹き出物かな〜と思って、ホジってみると、「組織」がポロリと取れ、
    (ニキビの芯のような感じ)
    中を見ると、角質層に包まれたガラス、というパターンです。
    無頼庵

  6. ふ〜む、体内の異物って結構出てくるんですねぇ・・・しかしアメリカとかだと保険に入ってなくて外科手術なんて、とても受けられないって人も多数おられるんでしょうね。むむむ
    kabukou

  7. >4 先述の本によると、関節の滑液は鉛を溶かすので、関節付近に銃弾が残留したことが原因で、後に中毒症状を起こして死亡することがまれにあるそうです。
    石垣

  8. >7 確かその人が死んだ原因は、関節液によって溶かされた鉛による中毒だった気がします。ちなみに、ディスカバリーチャンネルの番組で取り上げられ、ドキュメンタリー形式で、死の真相を探るような番組でした。
    YF−23A


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