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ダイキン工業で新小銃擲弾が研究開発されているそうですが、小銃擲弾というと時代遅れなイメージがあります。新たに開発するなら単発の40mmグレネードランチャーでも良いように思うのですが小銃擲弾とする理由が何かあるのでしょうか。 yuji |
ちなみに、64式小銃に制定された旧型のライフル・グレネードは、銃口に発射機(米軍M1ライフル用?の流用)を取り付けてから装着し、空砲で投射するタイプでした。
米軍の40mmグレネード規格は、西側各国で広く採用されつつあり、陸自でも96式40mm自動擲弾銃として導入しています。しかし、40mmグレネード・ランチャーはアドオン型としてもかさばるという欠点を抱えています。一方、銃口にそのまま差し込んで実弾で発射できるブレット・トラップ式のライフル・グレネードは、装備がかさばらないという点で有利と言えます。
どちらがよいかは、その国の軍隊の用兵思想等に大きく左右されるのではないでしょうか。
なお、NATOではライフル・グレネードの弾尾内径を22mmで規格化しており、NATO各国やその他の国で製造される5.56mmライフルのフラッシュ・ハイダー類はこれに合わせて設計されています。89式小銃も同様のようですが、一度しか実物を見てないので未確認です。
ブラック・タロン
旧軍以来の伝統的体制が確立されていなければ
いいなと一オタクは感じています。
冷戦後、ボロな装備は自衛官の死を招く可能性が
増えたように思われるのは皮肉なことです。
某PKOに機関銃のかずを減じるように某政党が主張
したときにはほっとしたJSDF高官やOBはたぶん
いなかったでしょう。(笑)
SAW
>対人用と対車輌用が用意される予定だったかな?
「軍事研究」誌の記事に「…弾頭は対人、対装甲車輌用の多目的弾を研究目標とし、…」とありました。今度の小銃擲弾は共用型のように読めますね。
>米軍の40mmグレネード規格は…陸自でも96式40mm自動擲弾銃として導入しています。
弾薬の方は導入済みなのでそちらへ切り替えても良いのでは?と思い質問しました。
>どちらがよいかは、その国の軍隊の用兵思想等に大きく左右されるのではないでしょうか。
そうですね。陸自の用兵思想に基づいた発注なのでしょう。
とはいえ、単純に現用装備にあるから更新してるだけでは?と感じなくも無いのです(根拠は無いですが)。
yuji
1950,60年代に各国は競って、アサルトライフル用スピゴットタイプ{心棒(銃身)に差し込む方式}
ライフル・グレネード弾及び、そのマズル発射器(銃付属タイプ&アドオンタイプ)を開発しましたが、
現在においては、世界中でこのタイプは消極的な物になっています。
その理由は、
1.発射反動が非常に大きく、肩撃ちなど、ほとんど不可能。 地上設置射撃では、目見当照準。
グレネード・マズル発射器付属タイプ銃の写真を見てください。 銃床尾板(バットプレート)部に、
厚手の緩衝ゴムが付属している銃が結構多いんです。
2.低初速による曲者弾道&上記理由による 命中精度不良。
3.中途半端な弾頭サイズによる、破壊力の限界(特にAFVに対して)。
大型弾頭にしたら、更なる発射反動の増加に繋がる。
実戦経験豊富な米軍が、WW2直後より、上記理由で、このタイプに見切りをつけて、対人・対軟目標用として、
低圧発射&ライフリング旋転の40mmグレネード弾&専用銃(M79)を開発・配備したのが1961年頃の事です。
そして、今なお、後継器M203を使用中なのです。
(AFVに対しての威力は切り捨て。その代わりM72ロケットランチャーやドラゴンATMを配備)
本件、陸自或いは、技本あたりが主導となり、ダイキンが開発中のこの物が、無反動的な物にならない限り
(例えば、射出後空中点火ロケット)、使い物にはならないでしょう。
WW2以来のこのタイプが使用可能な状況を考えると、市街戦等の肉薄近距離ヒットエンドランぐらいでしょうか!!
軌跡の発動機?誉
という冷戦発想から抜けていないと言ったらいいすぎ
でしょうか。
M79グレネードランチャーは、もともと警察の
ガス銃から発達したそうなので、ガス弾を
用意しておけば、PKO時等の暴徒対策や
ゲリラ掃討時等に柔軟な対応ができる可能性が
ありますし、「非致死性武器を発射する」とい
う名目で携帯できる利点があると思います。
J国では、某国ゲリラが来ても「対AFV用の武器は
過剰防衛だから駄目。」なんてことになりそう
ですし。
非致死性武器を
SAW
SAW
を開発してるのではないでしょうが。(トホホ)
旧軍ではてき弾筒を多用していたのに不思議な
ことです。
上に書いたようにグレネードランチャーの方が
ゲリラやPKOの時は使い勝手がいいような気が
するのですけどね。
SAW
あくまでも噂です(裏が取れないんだもん(^^;))が、M203を導入する
動きがあるのだとか、いまだに話の裏が取れないんですけどね。
なんか、小銃榴弾の開発断念と引き換えっつーコトの様ですが……この話今まで
流れた事のある噂話の類いに今の所は過ぎないです(^^;
まあ、本当だったらどっかがすっぱ抜くと思うんですがね。
ooi
を開発してるのではないでしょうが。(トホホ)
旧軍ではてき弾筒を多用していたのに不思議な
ことです。
上に書いたようにグレネードランチャーの方が
ゲリラやPKOの時は使い勝手がいいような気が
するのですけどね。
SAW
個人的にはわしもその方がいいと思いますがね(;^_^A
ただ、アドオン型の場合、取り付けられるのが89式小銃だけになってしまいそうなのがちょっと問題でしょうか。89式小銃の二脚架はその場で簡単に外せますが、64式小銃の二脚架は簡単に外せるような代物ではないですから。
ブラック・タロン
れが(苦笑)。結構羽が良い出来で、良く回るからかもしれないけど(笑)。あ。ちな
みに言うと、最近のシミュレーション技術は良くしたモンで「回転させることによ
って威力が増加する」HEAT弾頭形状まで設計できるようになりました。あれに採用
されることは…多分無いんじゃないかなあとは思うのだけど。(高いし)
実を言えばわたしゃ40mm反対派だったりする。40mmアドオン型の奴は、もともと軽
迫的な使用を前提とするため、思った以上に射撃精度が悪い。もっと正確に言えば
「正確な即応性に欠ける」という欠点があります。少なくとも正確な応射にはかな
りの経験を有します。
OICWが20mmグレネードを採用し、しかも(今までのに比べれば)大口径長砲身をもっ
て加速させるようにしたのかという必要性の一端がここにありますね。グレネード
の自動化だけが目的ではないです。
現在防衛庁でもFCS(非冷却型パッシブ?)付きの20mmグレネード(89アドオン型?)
の開発をしているのだけど、これも結局は「正確な即応攻撃」を前提としていたり
するのでした。まだ制式化はせんと思うけど。
sorya
そーいや40mmグレネード弾は低初速&弾道が大きな弧を描くんですよね。開発計画に付けられた名称が『ニブリック』(ゴルフボールの商品名だったか)だったりするし。
防衛庁でも20mmグレネード弾に注目してるのですね。OICWのような複合歩兵火器にも関心を寄せてると聞いてはいましたが・・・
ゴミ。米軍では60mm軽量迫撃砲を装備してますね。陸自でもどうでしょう?(笑)
ブラック・タロン
あくまでも噂のレベルというか、一部運用側がマジで話していたというレベルの話
なんだけど…。
小銃擲弾に弾帯兼用のスリップリングと発射薬キットを付けて共用っちゅー、あく
までも噂レベルの話があるです。基本は小銃弾用で、ブレットトラップの部分の交
換と擲弾側面に(PP&紙製だったかな?)スリップリングを取り付ければ…とか。
確かに弾薬の共通化(というかコアコンポーネントの共通化)という点においては結
構良いセンスかもしれんとかちょっと思ったりして。しかし、アレでは曳火は出来
そうにないな。そういう意味ではちょっと遅れたかもとは思う。ともあれ現在のと
ころ開発要求が出てないところを考えれば、実際動いたとしてもNDI になるかも(ち
ょっとした改良だし)。
いずれにしても噂レベルなんで(現時点では)本気にしちゃ駄目よ(笑)
sorya
ガンヘッド507