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1177 ラインメタルかマウザーがヘリなどに搭載する無反動機関砲というものを開発したそうなのですが、どのような物なのでしょうか?
また、同じ口径の機関砲に比べ威力は落ちるのでしょうか?
キリン

  1. Mauser RMK30 30mm 無反動機関砲ですね。
    http://global-defence.com/weapons/weapons5.htm
    ↑残念ながら mauser-online へのリンクは切れていますが…。
    手持ちの書籍によると 30x280mm 専用弾使用、重量 100Kg、全長 234cm(銃身長 170cm)、発射速度 300 発/分、弾頭重量 300g、初速 1200m/sec となっています。
    通常の機関砲、例えばアメリカ製ブッシュマスター II は 30x173mm 弾、重量 147Kg、全長 339cm(銃身長 241cm)、発射速度 200〜400 発/分、弾頭重量 360〜425g、初速 988〜1150m/sec となっています。
    カタログスペックで見る限り遜色はありませんね、大したものです。
    RMK30 は機関部後方にガス噴出経路を確保しなければならないものの、軽量なうえ反動が少ない利点を活かしヘリや軽車両への搭載が目論まれているようです。
    ささき

  2. リトライしたらマウザーの HP につながりました。オフィシャル解説の URL を紹介しておきます。
    http://www.mauser-online.com/uk/productarea/army/rmk30.htm

    Using high performance and novel propellants based on new technology for the production of compact ammunition a new telescoped ammunition with combustible case and inductive primer has been developed for the RMK 30.

    革新的な推進薬(novel propellants)を採用、弾頭を薬莢内に埋め込んだ「テレスコピック弾」で薬莢は可燃性(combustible)、雷管まで非接触の誘導発火式(inductive primer)というハイテクぶりですね。
    ささき

  3. マウザー社RMK30ですか?
    >http://www.mauser-online.com/uk/productarea/index.htm
    とかとか
    >http://www.global-defence.com/weapons/weapons5.htm

    性能のみやす
    >http://www.waffenhq.de/flugzeuge/rmk30.html
    ちょっと何語か分かりませんが表をみれば参考程度にはなると思います。
    リボルバーキャノンの説明は過去ログにありました。
    >http://www.warbirds.nu/ansq/4/D2000111.html

    これってケースレス弾ですか?
    ガンヘッド507

  4. ↑色んなトコ見て回っているうちにずれちゃいましたね(笑)。
    確か無反動砲かどうかは忘れましたが技本も研究してたはず。いきなり試作して試験したとか・・・。
    ガンヘッド507

  5. >確か無反動砲かどうかは忘れましたが技本も研究してたはず。いきなり試作して試験したとか・・・。
    テレスコープ弾の方なら、聞いたことあるけど・・・・
    ユロ

  6. ご紹介のHPを見て、以下思いました。
    ・RMKは、Rückstoßfreie MaschinenKanone (無反動機関砲)の略なんだ。

    メーカーの公式発表やデーターは、良い点は誇大し、都合の悪い事は隠します。
    ・発射ガスを逃がすから、弾頭初速が上げられないはずなのに、1100m/sとはすごいです。
     その為、かなり銃身が長いですね! 銃身長さ170cm(約57口径)
     この細長い銃身で連射したら凄いブレ(銃身動揺)が生じないのでしょうか?
     >3で紹介のHPを見ますと、命中精度は1000mの距離で3発撃って、半径1.5m以内の集弾との事ですね。
     対AFVには、充分なのでしょうね。

    ・リコイルレスの補助として、でっかいマズルブレーキが付属されています。
     よってAPDS、APFSDS的な弾種は使用し難いでしょうし、こちらの要因からも、連射時の命中精度は
     ガタガタなのが想像できます。(それなりの妥協か?) 空力的に、高速航空機には、搭載出来ないでしょう。

    ・あの写真や、砲重量100kgを そのまま鵜呑みに出来ないな〜!
      発射ガスを逃がし、銃作動に利用出来ないから、この砲は外部動力式の様です。(PowerRevolver)
     よって、システムとしてモーター&電源が必要。 給弾機構も写っていない様です。
     システム重量込みで100kgなのでしょうかね? ちなみに、同様RevolverCannonの
     ADEN25mm(ガス圧6連リボルバー)は、単体動作可能で、重量は、90kgぐらいです。

    ・コンパクトな弾薬と宣伝されていますが、30mmX280の長さは、普通は50mm口径クラスの弾薬長です。
     Revolverシステムの欠点であるガス漏れを防ぐ為、ナガンリボルバーの様な弾頭内蔵式なのでしょうか?
     それとも”ケースレス弾薬”のせい? 無反動の為の増発射薬の為? それで長くなり、テレスコッピング弾薬と
     言っているのかな? どーせ、発射ガスは後ろへ大量噴射するから、そんな事気にしないのかな?

    ・現実に弾薬長が長いから、回転弾倉(チャンバー・シリンダー)長も、その分長くなりますね。
     長く重い弾倉を瞬時に急速回転させるのには、それなりの大起動トルクモーターが必要ですが、結果として、
     300rpmの発射速度では、対地上攻撃専用と考えられます。 (としか使用出来ないのかも!!)
      (重い弾倉: 全体はアルミで作り、薬室部はステンレススリーブ化されているかも知れませんね)

    ・一番驚いたのが、”ケースレス弾薬”という事です。
     H&K G−11が 総合化学メーカー ダイナマイト・ノーベルと組んでも諦め気味の物を、30mm弾で
     実用化したんですか!! 低温時の着火性とクックオフ(銃身&機関部の過熱による自己発火)との妥協を、
     どうまとめたのか、凄いです。
     (回転弾倉=多チャンバーという事と、300rpm(5発/秒)の低発射速度がヒントかも知れません。)

    以上、色々と疑問やホラは尽きず、非常に限定的な使用しか出来ないのではないか!? と思いますが、
    どうなのでしょうか? けっして悪口ではなく、今も昔も、ゲルマン民族の飽くなき技術開発力には、敬服致します。

    軌跡の発動機?誉

  7. >6. 以下の通り、ゴメンナサイ。
    ・RMKは、〜  そのままでは、独語変換出来なかったんですね。 紹介されているHPを見てください。
    ・弾頭初速が〜1100m/s −−>1200m/sが正しいですね。
    ・だらだら長文&私見。 今後、気おつけます。
    〜?誉

  8. 30mmで60口径未満とは、どちらかと言えば短い方ではないですかね。それで、初速1000m/sec以上とは?
    (N)


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