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1168 7.62mm弾で、1つの銃でマガジンとベルト給弾が行える
銃には何がありますか?
AK

  1.  7.62mm口径(東西問わず)でミニミのようにベルト給弾とマガジン給弾を併用できる機関銃というのはあまり見られません。

     口径7.62mmX51だと、H&K社のHK21があります。G3アサルト・ライフルをベルト給弾式の汎用機関銃に発展させたもので、レシーバーから給弾機構を外してマガジン・アダプターを取り付けると20発マガジンによる給弾が可能になります。ただし、ミニミのように両給弾機構の併用はできないようです。派生型として、口径5.56mmのHK23等があります。

     東側では、旧チェコスロバキアが第2次大戦後にVz52という軽機関銃を開発しています。この銃はチェコ独自の7.62mmX45弾を使いますが、ベルト給弾と25発マガジン給弾を無改造で併用できます。Vz52の給弾機構は、後のミニミに大きな影響を与えています。また、ピストル・グリップがコッキング・ハンドルを兼ねるというユニークな機能を持っています。その他、重量8kgという軽量さもウリの一つです。
     なお、Vz52は、旧チェコスロバキアがワルシャワ条約機構に加盟すると、東側規格の7.62mmX39弾に改造されてVz52/57の名称が与えられました。さらに、Vz52/57をベースに7.62mmX54R弾を使用する汎用機関銃Vz59が開発されました。ただし、Vz59ではマガジンによる給弾機能は廃止され、ベルト給弾のみとなっています。
    ブラック・タロン

  2. >ゴミっつーか便乗質問というか

    MG42の直系子孫であるMG3ってドラムマガジンみたいなのは使えなかった
    んでしたっけか…、ちょっと調べてみたけど明確な答えのようなものは無いみた
    いで(^^;。
    ooi

  3.  MG3はどうかは覚えていませんが、原型のMG42・MG34はいずれも50発ベルトリンクを収容できる給弾ボックスがあります。
     MG34はたしか75発サドルマガジンがあったと思いますが、アタッチメントが必要なはずです(うろ覚えですが)。
    居眠り将軍

  4. >3. 戦後型のMG42/59, MG3とも、50連ベルトを収納する為のドラム(Gurttrommel)が用意されています。補強リブのパターンがWW2時のものと異なるので容易に識別できますよ。(但しユーゴのM53用は大戦中と同形状) MG34の75連サドルマガジンはゼンマイによる給弾、専用のフィードカバーを使用する必要があります。MG34用の75連サドルマガジン(Doppeltrommel)は、航空機銃のMG15用と酷似しているものの、互換性は無いと言われています(当方未確認)。 尚、大戦中の1943年に作成された、米陸軍用の捕獲兵器用マニュアルに75連サドルマガジン付きMG42の取扱方法の記述がある為誤解を受けることがありますが、MG42で75連サドルを使用する為のフィードカバーは生産されていません。
    みなと

  5. >2.4. MG3用ドラムマガジン−−補強リブのパターンがWW2時のものと異なる

    これの事ね! ”いんたーねっと” って便利だね!
      http://www.ccfa.com/hkcollec.htm
    軌跡の発動機?誉

  6. >5. これは比較的最近(80年代?)の、樹脂製のドラムですね。たしか使用にはフィートトレーの交換が必要だったはず...以前、MG3用には大戦中のGurttrommel 34の改良型とでも言うべき鋼板プレス製のドラムが一般的でした。補強用リブ以外の改良点は、ドラム相互をねじ込んで結合できる為、携行用のコンテナが不用となった点です。(一寸調べた限りでは、あまりクリアなも写真が見つかりませんでした...補強リブのパターンは、樹脂製のものと似ています。) ところで誉さんがご教示くださった樹脂製ドラムはHK社製ですが、同社はMG3関連では他に、デンマークのマドセン社からライセンス供与を受けDISA Mod.F197型揺動三脚架の生産も行っていますね。色々やっているものです。
    みなと


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