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自衛隊で使っている武器についてです。 人によっては新しい89式小銃よりも64式を好んで使うと聞いたのですが、実際に比べると弾丸の威力などにそれほどの差がないものなのでしょうか? また同じように9ミリ機関拳銃は小銃と比べると格段に威力が劣ったりするのでしょうか? ミラクル☆ |
64式が好きだからそちらを使わせてくれるという体制になっている
ようには思えません。
89式小銃の部隊は強制的に89式を使用することになるはずです。
ただ、誘導隊の写真を見ると狙撃手はスコープ付きの64式を使用している
ので、狙撃手に選ばれると89式を装備した部隊でも64式を撃つ事が
できる可能性はあると思われます。(逆に狙撃手は64式以外もてない
可能性が高い)
具体的数字は、碩学がご教授してくれるとおもいますが、一般的に
弾頭の運動エネルギーは、308ウインチェスターが3種類中最大であり
以下223レミントン、9ミリルガーと続きますが、拳銃弾である
9ミリルガーのエネルギーと前二者の間には大きな開きがあるはずです。
ただ、銃の選択および好みが銃弾威力のみで決まると訳でないという
ことは留意したほうが良いと思います。
SAW
の方が正確かな。
SAW
いい銃だと思うのに、冗長性がない・・・・・・。
居眠り将軍
というわけで、私からは数値をば。
手許資料によると
9mm×19(機関拳銃のタマ):弾頭重量7.52g、初速355m/s、初期活力474J
5.56mm×45(89式のタマ):弾頭重量4.54g、初速960m/s、初期活力2092J
7.62mm×51(64式のタマの原型):弾頭重量9.72g、792m/s、初期活力3052J
(銃や弾頭の種類によって若干の変動あり)
となっています。
Schump
89式小銃のレシーバー上部には、スコープ・マウントが付きそうなパーツがあるんですけどね〜
64式にスコープ付けて狙撃銃として使っている以上、5.56mmのライフルにスコープ付けて狙撃やっても中途半端ってことなんでしょうか・・・ちなみに、国産ミニミ(分隊支援火器)にはスコープがオプションで用意されています。
もっとも、アサルト・ライフルである64式を狙撃銃に使うというのも、あくまで簡易狙撃銃の域を出ないと思いますけどね。創設当初の陸自には専用狙撃銃(スプリングフィールドM1903A4)が供与されてましたが、今のところ陸自が新しい専用狙撃銃を装備するような動きはありません。
89式小銃の総調達数はまだ10万挺にも達してないはずなので、空挺団や教育部隊以外の一般部隊は、指揮官等から先に支給されているようですね。ちなみに、わしが住んでいる四国の部隊(第2混成団)には、まだ89式小銃やミニミは配備されていません。恐らく現在の中期防で旅団に改変されてからになるでしょう。
ブラック・タロン
ガンヘッド507
実際の数値やその背景など、とてもためになりました。
それにしても、拳銃と小銃の差は結構大きいのですね。知りませんでした(苦笑)。
ミラクル☆