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なぜイギリスはしぶとくHESHを搭載し続けてるんでしょうか? taka |
という感じでした。軟目標には効果があるようですけどHEATで十分に思います。
あと一枚板の装甲板の場合、HESHは装甲厚に関係なく内部にダメージを与える
ように思うんですが、実際どうなんでしょう?
taka
へのダメージが少なくて済むという利点があります。だから砲身命数的には極めて
宜しいです(遠くだとなかなかあたらんけどね)
それと、HESHの場合、純粋なスポール破壊(裏面剥離)を起こさせるためには、とあ
る条件があります。標的内部で希薄衝撃波が出会う事です。PBが爆発したときに標
的内部に生じる圧縮波が直接引き起こすものではないという事を理解ください。
圧縮波が標的裏面(自由表面であることが望ましい)で反射することで、圧力を0に
戻す働きのある希薄衝撃波になるのですが、これと爆薬が燃焼しきった後に発生す
る希薄波とが標的内部で衝突、そして再反射された時に、その反射部分では倍の負
圧(-1+-1は-2であると。とりあえず簡単な説明ではそんな感じね)になることで、
衝突面は面状に一気に引き剥がされ、標的から離脱するというのがスポール破壊の概念です。
だから、この希薄衝撃波がどこで衝突するかが鍵となるわけで、場合によっては裏
面ではなく、表面が離脱して飛ぶなんてこともあり得るわけです。そんな訳で、出
来る限り厚いモノリシック構造であることが一番スポール破壊を発生させうる条件
であるということで。
とりあえず時間がないんでこれだけ。
sorya
便利少尉
taka
有利でも実戦で威力のないもの使うわけもないし。HEが必要ならHEを積むか
HEAT-MPでも積めば良いと思いますが。
taka
けい
それは、装甲車両やトーチカ等を攻撃する為に搭載してるんだろうと思うの
ですが、威力が無いと言われる割には湾岸戦争でも使用されているようですし。
必要十分な威力を備えていないのなら、そもそも装備するとは思えませんが、
少なくともイギリス陸軍の要求する仕様を満たしているのとちがいますか。
(イギリス陸軍の火砲に対する要求についてはわからないのですが)
ooi
実際問題として言うと、HEATというのはその速度も含めて効果エリアに指向性を生
じることが良く知られているです。意外に知られていないのかもしれないんだけど
一般的なHEAT-MPの弾殻についている鋼球も進行方向に対しておよそ45度程度に広がります。
一般的には軽装甲車両のように対象脅威が外界に対して比較的閉鎖されているもの
に対して言えば、HEATの方が効果が高い。しかし、使用がオープネリアとなればまた話は別ということです。
ま。それはそれとして現在考えられる限りのHESHのHEATに対する利点としては
・射程が長い(HEATはある程度の距離を飛ぶと一気に後落)
・全周囲に対して影響を与えることが可能である。
・弾頭の値段が1/5以下(構造も簡単だからね)
・砲口速度が低いため、砲身へのダメージが小さい
こんなところでしょうか。
でも、忘れてはならないのは幾らチャレンジャーの標準武装にHESHが入っているか
らと言って、「常に搭載している」とも限らないことです。本格的な戦車駆逐戦が
当初から予想された場合、その搭載率に変化が生じることが明白です。
sorya