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いつも教えていただきまして有難うございます。陸軍の弾薬の備蓄の単位で時々「1.5会戦分」等と示される「会戦」と言う単位はいかなる基準で決められているのでしょうか。また、国によって基準は異なるのでしょうか。教えてください。お願いします。 クラマ |
BUN
で、「会戦分」ですが、これはあくまで目安としての単位と考えてもらってよいと思います。
また、弾薬に限らず、食糧から軍手にいたるまで、軍需品全てに対して適用します。
戦況や生産量、備蓄量によって、時期により多少の変化を含むもので、確定数量がきちんと決められている単位ではありません。
いちおう、3〜4ヶ月間戦える量、として算出されるもののようですが、BUNさんご指摘のように、弾薬の量はかなり控えめのようです。
昭和14年の一個師団一会戦分の物資は総合して約一万トンですが、一例として師団砲兵の75ミリ九○式野砲一門あたりの一会戦分の砲弾はたったの2000発にすぎません。
九○式野砲の砲身命数がだいたいそのあたりなので、これ以上の砲弾を持たせてもこんどは予備砲身も持たせないといけないという事情もありそうですが、2000発なんて、激戦になれば一週間もたたずに全弾射耗してしまうでしょうね。
この「会戦分」という単位は、あまり他国では聞きません。
まなかじ
BUN
taka
これは、いわゆる「弾薬定数」ですから、どこの国にもあります。
まなかじ
クラマ