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同じ口径・重量の弾丸を使った場合、かつ同じパウダーを同じ分量使ってなおかつ同じ銃を用いた場合、ケースはストレートなのとボトルネックなのではどちらがより高い初速を得ることが出来るものでしょう? satoski |
パウダーが同量で弾頭重量が同じであれば弾速も殆ど同じになるのではないでしょうか。薬莢形状の違い(断面積×長さ)によって燃焼特性が若干変わるでしょうが、大差にはならないと思います。
ささき
−−>口径の割に、発射薬を増量したいからです。 同量の発射薬量だったら、
ボトルネックドの方が無駄な燃焼容積の為、不利でしょう。
2.satoski 氏の提案条件(ケースの事は除く)で、初速に優位差を出す方法。
A.プライマー(雷管)の変更。
B.クランピング力(弾丸と薬莢との、かしめ強さの事)の強弱。 別名:抜弾力という考え方も有ります。
(微妙に意味、違う事あり)
C.ブレットシーティング・デイープス(薬莢への弾頭挿入深さ)大小。
D.3〜4年以上経った、古い火薬を使用すると、初速がバラツク可能性あり。
軌跡の発動機?誉
バレルレンチによる銃身交換可能のライフルを製作しているカスタムライフルメーカーに、2種類の実包に適合する銃身(当然、最低でも2本作成)及び、銃身装着可能なカスタムライフルの作成を依頼する。
そうすれば、「同じ銃」で2種類の実包を発砲することは可能でしょう。
ただ、手間ひまがかかっただけに終わる可能性も・・
SAW
・>同じ口径・重量の弾丸
つまり同じ弾丸を用いて、という意味ですね。
・>ケースはストレートなのとボトルネックなのでは
ケース容量が同じでストレート(細長)とボトルネック(太短)の比較でしょうか、それともケース全長が同じでストレート(無駄な容積小)とボトルネック(無駄な容積大)の比較でしょうか?
・>同じ銃を用いた場合
ささきさんのおっしゃる通り、そりゃ無理です(^-^)。
epitaph
epitaph
ボルトの方も交換式にしとく必要がありますね。
当然ボルトヘッドの径も違うはずなんで。
こりゃ、かなり値が張りそうですね。
実包を製作する段階から、カスタムライフルメーカーに相談しといたほうがいいでしょう。
SAW
こちらの方が「同じ銃」により近いかも。
これも実包製作段階からガンスミスに相談したほうがよさそうですね。
手間ひまかけただけの結果が得られるかは別問題ですけど。
SAW
そうしたら、ボルトヘッドはいじらずにすむ可能性が出てくるでしょう。
ああそうだ。
特注のダブルライフルを製作してもらったら、文字道理「同じ銃」から2種類の実包がそのまま発射可能ですね。
そういえばその昔、多銃身の銃でライフル弾と散弾の両方が使用可能なんてアイデアの鉄砲がありましたね。
SAW
SAW
「同じ銃」という表現はうまくなかったですね。
要は同じバレル、閉鎖条件ということが言いたかったわけでして。
何でこんな質問をしたかといいますれば、ものの雑誌などを読んでおりますと、357sigが「357magと披見する性能を示す」などと記されているのをしばしば見かけ、「357sigってケースそんなに大きく無さそうなのにな(パウダー量357magほどあるのかしらん?)」と思い、もしやボトルネックケースはそれだけで性能アップの計れる魔法のデザイン?いやいやモーゼルの30口径は大した事ないというではないか、リボルバとオートの差なのかな?ならデザートイーグルの357magモデルならもっと高性能に!?
……などなど、考えてしまったもので。
結局ボトルネックかストレートかは、長さを取るか太さを取るかの違いということなのでしょうか、設計者的には(製造の容易さも加味されるんでしょうが…)。
とろこで、雷管の違いで初速に差異が生ずるそのメカニズムというのは、どんなものなのでしょう?
satoski
http://web4.integraonline.com/~bbroadside/General_Info.html
弾頭重量は両者同じ 8.1g、初速は条件にもよりますが 357mag 442m/s に対し 357sig 411m/s とわずかに劣っています。357mag のケース長は 33mm もありますが、357sig は 22mm です。357sig のベース径を 10mm と仮定(資料なし)しても容積は 1.2:1 となるので薬量は 357mag の方が多いでのしょうが、リボルバーはシリンダー・ギャップのガス漏れによって初速が低下する傾向があります。
357mag を撃つハンドガンが無いわけではないですが(オートマグ III やデザートイーグル)、長いケースゆえグリップもスライドも大型化し「携帯性」という拳銃(特に公安用途)のメリットを大きく削いでしまうことになります。
>結局ボトルネックかストレートかは、長さを取るか太さを取るかの違いということなのでしょうか、設計者的には(製造の容易さも加味されるんでしょうが…)。
高初速を得るには大薬量で軽量弾を撃ち出すのが一番簡単な方法ですから、必然的にボトルネックになるという事なのでしょう。製造はストレートの方が楽だと思いますが、薬莢はライン生産で一度治具をセットしたらあとは流すだけですから大差ないかも。
>とろこで、雷管の違いで初速に差異が生ずるそのメカニズムというのは、どんなものなのでしょう?
なおオート拳銃の場合、ボトルネックは装填時に「首」の部分がフィーディングランプ等に引っ掛かって「突っ込み」を起こしやすい欠点も嫌われるようです。
逆になおリボルバーにボトルネック弾が好まれないのは、ネック部が膨張してシリンダーに「張り付き」排莢し難くなる点が嫌われるようです。1961 年頃に .22 レミントン・ジェットという高テーパーの高速リボルバー弾が発表され S&W M53 がこれに対応しましたが、今度は極端なテーパーのため発射時の膨張が逆にケースを押し下げる方向に働いてしまい、シリンダーの回転が引っ掛かる欠点が出て長続きしませんでした。
http://www.reloadbench.com/cartridges/p22rj.html
いかにしてスムーズに装薬を燃焼させるか、ということです。エンジンの馬力が点火プラグの良否によって変わってくるようなものです。
ささき
ささき
がある経験から言わせてもらえれば、火薬の点火機構が違えば明らかに最終速度が
変化するです。
例えば火薬室の後端から点で点火して場合と、火管構造にした場合では、同じ点火
薬量を用いても明らかに有意なレベルで砲口速度が変化します。点火機構が違えば
火薬の時間当たりの燃焼率が変化するからね。
sorya
357SIGに弾に興味が有るんでしたら、下記HPをどうぞ!すべて英文で、非常に専門的ですが!!
357SIGコンセプト:
(通常REV用)357マグナム弾の威力を、9mmクラスのAUTOに再現!!(バレル&マガジン交換程度で可能)
*つまり、やや軽量高速弾による貫通力重視の方向ですね。
http://www.ccrkba.org/pub/rkba/mirror/flubber/FAQ/IVG9.txt
http://www.greent.com/40Page/contents.htm
http://www.greent.com/40Page/ammo/357/357SIG-advoc.htm
http://www.recguns.com/IIIC2q8.html
357マグナム&38スペシャルのケース長と、現代の各種AUTO用弾のケース長を単純に比較してはいけません。
ケース長い−−>発射薬量多くて強力では有りません。
歴史の古いREV(リボルバー)の弾は、黒色火薬時代、あの長さ(それだけの充填量)が必要だったのです。
そのサイズが今でも、オーソドックスに流通してしまっている訳で、現代の発達した火薬では、
メーカー製の弾でしたら、あのケースの1/2〜1/3ぐらいしか充填されていません。
又、357マグナムは38スペシャルとの混乱、誤使用、誤装填を防ぐ為に、わざと長くしたのです。
(個人的ハンドロードしている人達の事を言っていたら切りが有りませんが!)
〜?誉