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998 ヘリ発射のATMやマーベリックの類は車両の側面、上面の主にどちらに命中すると考えられてるん
でしょうか?TOWクラスのミサイルでは現在のMBTの前面装甲は貫通できないと思うのですがどう
なんでしょう?(横とか後ろから狙えば良いんですけどね)
taka

  1. 変なとこに改行入れて読みにくくなってしまいました。すみません。
    taka

  2. 一般的な教科書では、赤外線・可視線投射像で砲塔及び車体の区別が付くのであれ
    ば砲塔基部を、区別がつかないのであれば画像中央部に向かって向かっていく、あ
    るいは狙いを付けるはずです。

    しかし、実際のところ、水平にでも飛んで無い限りそうそう砲塔基部をねらえるは
    ずもなく、どこぞには当たるだろう?ってな状態な訳ですが(笑)

    よって、前述の話でわかるように、ATM というものは確度は高いが精度は高くない
    と言う認識で運用されるため、弾頭威力は必要以上に上げる傾向があります。 (そ
    れが証拠に戦車砲用の的に対してATM 用の的の大きさが異常に大きい)

    まあ、現在はヘリですら向きを選んで撃てるほど攻撃時間の窓が悠長に開いていな
    いという事もあるんだけどね。
    sorya

  3.  またもや朧気な記憶なので、後で誰か追加及び補足をお願いね。
    1 TOW2−A ですと、2回爆発したと思うんですよね、1回目は外側、2回 目はモンロー効果を利用して、さらに前へ、確か、装甲を撃ち抜けなくても、衝 撃で、人が動かなく成ればよいと聞いたけど。
    2 TOW2−B ですと、これは、実際の物を見た事が無いので、良く解らない のですが、目標物の真上で、モンロー効果を利用し、真下へ、爆風が行くように 出来ていると聞きました。
     
    中佐

  4. うーん。TOW2シリーズって単なるタンデムチャージなんだけどなあ。

    タンデムチャージってことは何を意味するか?それを考えればその情報元は大幅な
    しかも取り返しのつかない間違いを犯していることに気が付くはず。

    で、TOW2Bは単なるトップアタック。いわゆるところのfly-over,shoot downモー
    ドを持つってことだけのこと。実際問題として、ロケットモーターがヘボ過ぎて事
    実上4秒しか射撃時間が取れないもんで(そら4000m飛ぶけどさ、100m/sはいかんで
    しょ。しかもひも付きじゃ)TOWFFを用いた長距離射撃じゃないとその機能(トップ
    アタックの事)は全く生かせないと思っていい。
    sorya

  5. 1個目で反応装甲、2個目で本体の装甲を破く、という考えなのでしょうか。
    バトゥ

  6. 本質的にはそのとおり。でし。
    現在のトレンドとしてはERA を爆発させずに打ち抜くほうに進んでるけどね。
    sorya

  7. おっと。TOW2Bは純粋なフライオーバー型だった(苦笑)
    で、現在廃れつつある理由は一つで威力が上がらないからでし。
    sorya

  8. ヘルファイアなんかのレーザー誘導式のATMは、結構高角度か弾が降ってくるように聞きますけど、実際のところ、撃破率の向上とか望めるのでしょうか。
    SAW

  9. >ロケットモーターがヘボ過ぎて事実上4秒しか射撃時間が取れない
    この射撃時間というのはどういうことでしょうか?

    あと現用の対戦車ミサイル、MATとかTOW、TOW2で90式やM1A2の前面装甲
    を穿つことはできるんですか?(防機でしょうか?)
    taka

  10. >8「結構高角度から」です。
    SAW

  11. >>SAW氏
    広角度から降って来る理由は明白で、標的が74式みたいな砲塔形状を成している
    ために、被照射体から反射するレーザー光のradiation envelopeが上向きになっ
    ているということです。後は射程を延ばすために初期加速(2秒)では斜め上に向か
    って飛んでいくため、射距離の短いレンジでは比較的急角度(とはいえ俯角にして30
    度程度か) で落ちるとまあ、そんな理由。

    >>taka氏
    言って良いもんだか迷ったけど、fas.org で公開されてたから敢えてURL
    http://www.fas.org/man/dod-101/sys/land/tow.htm
    これを見たらわかると思うのだけど、加速フェイズを過ぎたTOW はあっという間に
    その速度を落とします。撃った後プラットフォームが発見され反撃されるまでの時
    間を考えれば、1000m以上の射距離はそうそう取れないことはあのグラフからもあ
    る程度予測されるはずです。

    で、本題について言えば、私からはいかにもコメントしがたいと(笑)
    いや。防秘とかじゃなく、確実に打ち抜ける位置、姿勢で確実に当たる事は現状の
    ATM には保証されとらんのです。だからこそ必要以上に弾頭威力を上げてる訳です
    が、それでもどこまで行けるのかは相手次第。

    T74程度だったら簡単に、しかも確実にあしらえるけどね。
    sorya

  12. ご教示ありがとうございます。
    なんか、トップアタックを狙ってるみたいな解説がありましたが、
    自然にそうなってるだけなんですね。
    SAW

  13. じつわ。これが問題なんです。

    垂直面を成していない砲塔装甲は実はレーザー誘導型ATM の格好の標的ではないの
    か?という説と言うか、まこと密やかに噂される某国のMBT が一部存在しちゃうの
    ですよ。

    楔状構造にレーザーを打ち込むとどうなるのかってーと、垂直面構造とは明らかに
    パターンが違うグレーティングパターンが形成されるため、明らかにATM が装甲が
    薄くなる方向に弾頭が誘導される傾向があります。

    場合によっては、楔状構造に対して鉛直に近い角度で衝突すると言う危険性です。
    こうなると、楔状装甲構造はよほど念入りに設計されているものでない限り、そこ
    そこの威力のHEAT弾頭であっても打ち抜かれてしまうのです。

    まあ、とはいえそんな弾頭は早々世界中にばら撒かれているわけでもないんだけど
    ねえ。
    sorya

  14. ↑は一応方向修正できたtaka氏への答えです。
    少なくともレーザーホーミングに関して言えば、90式は余程のものではない限り、
    (例えば今後配備されうる50cm超級の最新鋭の第4世代HEAT弾頭とか)正面から撃破
    されることは極めて少ないと言えます。少なくともシグネチャからは装甲の最大能
    力を発揮する部位にしか衝突できんからです。
    sorya


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