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950 もしかしたら全く私の勘違いなのかもしれませんが,戦前に作られたワルサーPP、PPKの、9ミリクルツ弾仕様のものはフレーム強度の関係でマガジンキャッチがグリップ底部にあったように記憶しております。しかし現用のPPK/Sの写真など見ると、380ACP仕様でもグリップ上部にマガジンリリースボタンがあるようです。何か材質等変更してクリアーしたのでしょうか。
R

  1.  ワルサーPP/PPKの.380ACP(9mmKurz)モデルは、グリップ・フレームが薄いため、グリップ下部にフック式のマガジン・キャッチを備えていました。また、PPKの.32ACPモデルでも、アルミ合金のフレームを備えたものはグリップ下部にマガジン・キャッチを備えていました。
     現行のPPK/Sの.380ACPモデル等は、ボタン式のマガジン・キャッチを備えています。正確な資料が手元にないので詳細は不明ですが、材質の改善(ステンレスの使用)の他、アメリカ市場等からの要望を取り入れたからではないかと思われます。
    ブラック・タロン

  2. このヒールマガジンリリース(かかと)の事を、ご存知なR氏、そしてブラック・タロン氏 すごいですね!
    ただ、下記HPを見ますと、9mmKurzだけでなく、7.65mmも含め、12年の間、
    生産されていたが、謎は多い様です。
    スライド内ブリーチにもピンを2本追加している事が述べられています。(強度UPの為?) 
    http://www.geocities.com/Pentagon/Quarters/2188/ppheel.html

    そして、分解図 マガジンリリースの部品が ” late model ””early model”の2通り示して有ります。
    http://members.tripod.com/~MMP2815/ppkp.html

     2つのHPとも、ワルサーPP,PPKファンにとっては、至宝ですね!!


    軌跡の発動機?誉

  3. 大御所お二人にお答えいただいて光栄です。
    しかし32ACPモデルにもグリップ底部の物があるのは驚きでした。
    だとすればフレーム強度だけでなく,ヨーロッパスタイルのマガジンキャッチが
    グリップ底部の物が主流だったから,というのも大きな理由かもしれません。
    アメリカ市場の要求を何らかの技術革新でクリアーした結果マガジンリリースボタ
    ンタイプになった,というのなら納得できる話です。
    R


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