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こんにちわ、私ド素人なのですが・・・ バーレットM82 50口径の弾頭にはいくつか種類があると聞きました。 どのような種類のものがあるのでしょう、またどのような場合に使用するのでしょう?どなたかおねがいしますぅ〜 あ、ついでにもうひとつ。 昔、米海兵隊等で使用され、すぐなくなったM14はライフルカードリッジを使用したんですよね、バースト射撃する時って、撃つ人は相当ツラかったんでしょうか?(ツラかったらセミで撃つか・・・)廃れた原因はそこにあるんでしょうか? 弾薬の携行量とかも関係ありなんでしょうか? 東久爾 |
>http://www.biggerhammer.net/barrett/fas/
ガンヘッド
人によって色々意見は異なりますが、
・ハイパワーな 7.62x51 NATO 弾薬
・M1 ライフルそのまんまの銃肩形状
・重量に対し高すぎる発射速度
といった要素の兼ね合いによりフルオート射撃の制御が極めて難しい銃となってしまったようです。
ただ M1 譲りの信頼性と軽機なみの威力には定評もあります。確か海軍 SEALS が今でも装備に M14 を持っているはずです。
ささき
M14は1957年に米軍制式となりましたが、1964年にM16が採用されたことで第一線から外されました。早く廃れた理由は、まず7.62mmX51という弾がアサルト・ライフルには少々不適な弾だったことです。反動が強く、フル・オート(質問に書かれているバーストとはフル・オートのことですよね?)だと銃口が跳ね上がって射撃コントロールが難しくなります。FALやG3等の同口径のライフルを採用した国々は、フル・オート機能を廃したり(イギリス等)、装薬を減らす(スペイン、日本)等の対応を取っていました。
2つ目は、M14自体がM1ライフル(ガーランド)をほぼそのままアサルト・ライフル化した、大型でかさばる代物だったことです。M1ライフルのようなストレート・ストックは、フル・オートのコントロールには不向きな形式です。採用後、独立型のピストル・グリップを備えたM14A1も開発されましたが、あまり効果はなかったようです。
しかし、M14は決して欠陥銃だったわけではありません。ライフルとしては充分な性能を持っており、第一線を外れた後も一部は狙撃銃(M21)として使われ、湾岸戦争にも投入されたと聞きます。民間ではスプリングフィールド・アーモリー社がレプリカ(M1A)を製造している他、スターム・ルガー社がM14の5.56mm版とも言えるミニ14(軍用版はAC556)等を製造しています。
また、ベトナム戦争に投入された初期のM16は作動等の信頼性に問題があり、海兵隊等では構造が頑丈なM14を好む傾向が強かったようです。
ブラック・タロン
M14とは異母兄弟のこんな銃も有ります。 Beretta BM59
戦後イタリア軍用として、1960年代後半まで製作されていました。
http://www.securityarms2.com/20010315/galleryfiles/0000/23.htm
軌跡の発動機?誉
たとえば厚木基地のオープンハウス(今年はフライトデモないらしいしくしく)で海兵隊のドリルチームがガントワリングを披露するときも、M14を使ってます。当然発射はしませんが。
以前そのM14を持たせてもらって、着いてる銃剣は本物かと聞いたら、少し小振りで刃は付けてないんだ、と刃(があるべきエッジ)を指で撫でながら言ってました。
石垣
理由は、浮遊機雷の処理には、5.56mmより7.62mm弾の貫通力を有利と見ているのが理由のようです。
SAW
既にブラック・タロンさんが書いてますが、スプリングフィールドのレプリカ(フルオート機能無し)なら民間人も購入できます。日本国内だって免許があれば所持できます。各国の軍隊で使用された実績のある信頼性はもちろん、他に魅力的なオートライフルが少ないというのも人気の理由でしょう。ブローニングやレミントンのオートはなんだか散弾銃みたいでやぼったいし、FALやG3等の「外見が軍用銃」のセミオートタイプは米国でも規制が厳しく所持が難しくなりつつあります。ちなみに私の一番好きなライフルだという事とは何の関係もありません(^-^)。
epitaph
すばらしい!まさに目から鱗ですね!!
なるほど、たいへんよ〜くわかりました。でもM14が日本でも所持できるとは思いませんでした。装弾数の問題はOKなんでしょうか。
純ハンティングライフルより耐久性はありそうですね。銃身命数も有利のような気が・・
東久爾
銃刀法では、所持できる猟銃(装薬銃)を『口径10.5mm以下(大型獣猟用については口径12mm以下。なお、狩猟法の規定により口径5.9mm以下のライフルは狩猟使用禁止)、全長93.9cm超、銃身長48.8cm超』と定めています。M14は口径7.62mm、全長1,124mm(銃身長634mm)ですからこれらは一発クリアです。後は装弾数を5発以下にするだけですが、これはマガジンにスペーサーを入れるか、専用の5発マガジンでも作ることになるでしょう。それ以外では、フル・オート機能や着剣装置等を排除するくらいでしょうか(M14の場合)。
ただ、日本ではライフルはそう簡単に持つことはできません。
ショットガンの場合、満20歳以上であれば、猟銃等講習会と射撃教習or技能検定に合格すれば所持許可が下りますが(公安委員会の審査が通ればの話。基準を満たしても許可が下りない場合もあり得る)、ショットガンからライフルに移行するには、10年以上の所持実績が必要です。
ただ、近年の当局は、地域によって対応に差はあるものの、いわゆる軍用銃ベースの銃器に対してはできるだけ所持許可を出さない方針を取っているようです。
なお、一応の近道として、標的射撃でエアライフルを所持し、日本ライフル射撃協会(日ラ)に加盟して同会の推薦を受ければ装薬ライフルの所持が可能です。ただし、推薦を受けるためには要件(日ラ主催の講習会を修了する、日ラの段級審査で5級以上に認定される、公式のライフル射撃競技会に年2回以上参加できる等)を満たさなければなりません。また、推薦を受けることができても、日ラは自動式ライフルには推薦を出さないそうなので、この方法で軍用タイプのセミ・オートマチック・ライフルを持つのは困難でしょう。
ブラック・タロン