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918 初めてお便りします。
以前から疑問だったのですが、両用砲と高角砲の違いについて教えてください。
WWII当時の高角砲の水平射撃では、対艦用としては有効ではなかったののでしょうか?
ドイツの88ミリ砲(高射砲)などは、水平射撃が非常に有効だったようですが。
酸素

  1. 平射砲と高角砲の違いは俯仰旋回装置、装填装置、照準装置が主なもので、それらを対空射撃に適する様に対応した艦砲が場合によっては両用砲と呼ばれると解釈して良いのではないでしょうか。
    高角砲の対艦射撃の例は実際にありますが、独の88mm高射砲は最初から対戦車射撃を考慮して徹甲弾が配備されていた為に活躍できたので、対空用の榴弾のみを配備した高射砲が88mmと同様に対戦車射撃に活躍できたかどうかは疑問です。勿論対艦射撃において榴弾は有効ですが。
    BUN

  2. ↑質問者です。高角砲に徹甲弾は装填できなかったんでしょうか。その辺が知識がないんでよく解からないんです。陸上の榴弾砲と加濃砲は、曲射と直射の違いとかで一応は解かるんですが。高角砲は基本的には直射だと思うんですが。
    酸素

  3. 高角砲という用語から日本海軍の艦載高射砲に限って言えば、徹甲弾は原則的には配備されなかったのでゃないかと思います。というのも敵艦の装甲を貫通する役割は高角砲より大口径の主砲、副砲が受け持っているので高角砲が射撃に参加する際は榴弾を用いて非装甲部分の破壊を受け持つからです。末期の副砲も同じように対空戦闘や敵の多用する榴弾の高威力から徹甲弾の比率を下げるようにとの戦訓が提出されています。
    また、陸軍の高射砲には徹甲弾が用意されていましたが、実際に部隊に配給されたのはごく少量であったようです。
    BUN


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