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旧日本軍の食糧で「牛缶」というものがありました。コーンビーフのような牛肉の缶詰だと思うのですが、具体的にはどのようなものでしょうか。また、いつ頃から生産されたのか、標準的な保存期間や太平洋戦争中の生産量が分かれば教えてください。よろしくお願いします。 クラマ |
まなかじ
残念ながら保存期間や生産量は分かりませんでした。
チャッピー
クラマ
こちらのHPに、WW2当時の携帯口糧について載っています。
このHPによれば、牛缶は、戦場においては貴重品で、兵隊の口にはあまり入らなかったようなことが書いてあります。
たしかに戦記物などを見ると、牛缶を食べたことよりも、「現地調達」の話を見かけることが多いようなのですが、やはり日本の生産力や輸送力が戦場の規模に追いつけなかったのでしょうか。
碩学のご意見をお聞きしたいところです。
SAW
以前、丸で読んだ記憶があるのですがあまり兵隊さんの評判は良くなかったようです。
のらくろの漫画なんかにはうまそうに食べる描写があったりした(はず)のですがこれなんか
は、陸軍省あたりの宣伝だったかもしれません。
現在も流通しているところから、戦後にかなり改良された(味付けなんかが)のではない
でしょうか。
鬼塚山
薄学ですが、当時の日本軍は作戦そのものが「現地調達」を前提としたものが多かったと聞いております。むろん、生産力や輸送力を軽視する体質もあったでしょう。見方にもよるでしょうが、私は「生産力や輸送力が戦場の規模に追いつけなかった」というより「作戦そのものが生産力や輸送力を軽視していた」と思います。
epitaph
米軍には、食肉処理部隊のような部隊があり、組織的に家畜のと殺や、
解体処理を行っていたようなのですが、日本の場合は「現地調達」
よくて「米させ持たせれば、兵隊が飯盒炊飯するだろう。」という
あくまで、「現場の兵隊まかせ」の思想だったのでしょうか。
SAW
ソロモン近海で何故あれだけの海戦が行われたかを考えれば、決して「補給を軽視」したとは言えないと思いますよ。
tackow
epitaph
私の読んだ限りでは、鮭、カニ、鱈、ニシン、マグロ(シーチキンみたいなものらしい)などがよく出てきます。庶民にはすき焼きぐらいでしか口にしない牛肉よりも、魚介類のほうが馴染んでいたという気もします。
もっぱら北洋漁場で作られた缶詰ですね。
ペンギン