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はじめまして。 この前何かの雑誌でP226に酷似したCZ99という銃を見つけたのですが、 実際の性能はどうなっているんでしょうか? 口径、命中率や、実用性等をP226と比較して教えていただけると嬉しいです。 Rose |
http://www.securityarms.com/20010224/galleryfiles/0700/744.htm
で、月刊GUN誌1999年2月号にて製造元のユーゴのツァスタバ・アームズ社に関するレポートの中にほんの少しだけ出ておりました。
続いて5月号にCZ99の流れを汲む?クロアチア製HSセミオートピストルに関する
レポートがありましたので、こちらを参照すると・・・
口径は9mmパラベラムで、内部構造等はお察しの通りSIG系に「強い影響を受け」、
「設計を借用した」ものとなっています。
残念ながら両方とも実射レポートではありませんでしたので、性能に関しての記述はありませんでした。
また、中国のノリンコがお得意の「そのまんまコピー」をやらかしたNP22というモデルもありますが、
これは作動には問題は無いものの、やはりノリンコというべきか、命中精度はオリジナルに比べかなり劣るようです。
(これまたGUN誌2001年2月号より)
まぐまぐマグロ
他のメーカーに訴えられた事や,輸出先で発売禁止にされた事は無いんですか?.
U
CZ99を基にした「マシンピストル」があったような?
左右にデコッキングレバーがあったような?
マガジン内の残弾数が3発になるとわかる機構が付いていたような?
百一式短機関銃改
やっぱり、実射記録はありませんか...
個人的にデザインが気に入っている(撃鉄が小振りなところとか)ので。
やはり、ユーゴ等辺の軍に制式採用されているのでしょうか?
口径も9パラと、軍用にはちょうどよさそうだし。
Rose
ちなみに、このCz99をさらにパクったようなオートがあります。イスラエルのKSNという会社で作られているゴランというオートで、全長が少し短く、スライドの形状が少し異なりますが、グリップ・フレームはCz99そっくりです。ただし、Cz99との関係等は不明です。<参照資料:最新ピストル図鑑Vol.2(床井雅美著)>
ブラック・タロン
基本的には今の銃のメカニズムは、パテントが失効しているものがほとんどであると思います。
何しろ1911年制式採用のガバの子孫が現役バリバリなんですから。
つまりだいたいの場合、外見が違っても中身が同じ(大昔に開発された)作動方式だったりするわけで、
こんな場合は裁判を起こすのも難しいのではないでしょうか。
例外的にS&Wはグロックをパクった(と言うか、ほぼコピーみたいなもん)シグマシリーズのおかげで
裁判でボロボロにされましたが、アレは作動方式以外の所が原因ではなかったか、と記憶しています。
で、ノリンコのラインナップの節操の無さはもう笑うしかなく、東欧系の銃器から、M14、M16、ガバ、UZIなど選り取りみどりです。
(しかもコピー商品を堂々と兵器見本市に持ってきて「新製品だ」とのたまう商魂は・・・(^^;)
M16コピーはイラン革命防衛隊に採用されたそうで、ハンドガード、グリップなどが妙にオリエンタルなその外観は妖しさ抜群です。
せめてもうちょっと自分とこのアイディアを組み込めば、世界に認められるかもしれないのに・・・
やはり「安かろう悪かろう」はノリンコのノリンコたるゆえんでしょう。嗚呼。
まぐまぐマグロ
同じノリンコの製品でも、中国軍制式となった87式ブル・パップ・ライフルなんかは結構イケてるように見えるんだよね〜少なくとも外観は(笑)。
Gun誌で床井先生がレポしてくれる日を待ちつつ・・・
ブラック・タロン
>中国のノリンコがお得意の「そのまんまコピー」
余談ですが、「そのまんまコピー」の商品を、英語ではChinese copyとも言います。
どうも昔からその点では悪名高かったようですね。
便利少尉
ささき
1994年11月10日、ミハイル・T・カラシニコフ氏が75歳の誕生日を迎えられたとき、イジェフスク市でロシア政府主催の誕生記念式典が開かれています(列席した床井雅美氏がGun誌1995年2月号にレポを掲載)。そのレポによれば、列席したエリツィン露大統領(当時)は演説の中で、「世界中で7,000万のカラシニコフ・ライフル&その影響を受けた製品が生産され、少なくとも55ヶ国で使用されているが、ロシアは海外で作られているカラシニコフ・ライフルからライセンス料を得ていない」と指摘、「困難が伴うだろうが、カラシニコフ氏にカラシニコフ・ライフルのパテントが得られるよう努力する」と約束したそうで。
ブラック・タロン