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848 以前の517の質問の回答中でマシンピストルとサブマシンガンは生い立ちの違う
別物という物がありましたが、多分最初の拳銃弾使用型機関銃MP18は、マシーネン・ピストーレだけどサブマシンガンの元祖と呼ばれていますしその後の系列もMP〜〜です。自分としては同じ物だと思うのですがサブマシンガンとマシンピストルはおなじなのですかそれともちがうものなのですか?
紅葉饅頭

  1. 英語の「サブマシンガン」に対応するドイツ語が「マシーネン・ピストーレ」であり、それを英語風に翻訳し直した言葉が「マシン・ピストル」なのではないでしょうか。私は両者は同じものだと思っています。517 で誉さんが言及されている「機関銃の短縮型」というのは、むしろ Stg44 や AK47 などのアサルトライフルに当てはまるのではないかと…。
    ささき

  2.  わしも基本的にささきさんと同意見。結局は国ごとのサブマシンガンに対する呼び方の違いでしょう。
     現在の『サブマシンガン』と『マシンピストル』の区分は、あくまで大きさと形式の違いによるものと思います。

     ドイツでマシーネン・ピストーレ(サブマシンガン)のアイデアが生まれたきっかけは、シアー等の不良によりフル・オート状態になってしまったセミ・オートマチック・ピストルだったと本で読んだことがあります。
     フランスなどのラテン語圏では、ドイツのマシーネン・ピストールを語源として、ピストレ・ミトライユール(仏)などの訳語が付けられたようです。
     サブマシンガンという言葉が生まれたのはアメリカですが、これの語源は『サブ・キャリバー・マシンガン』だったと言われているそうです。

     アサルト・ライフルの起源については、『サブマシンガンの考え方を歩兵ライフルにまで拡大した』に一票。
    ブラック・タロン

  3. そのレスしたのは私なので、責任を持たなければならないですね。
    「おいたち」という言葉より、目的、用法が違うと言った方がよかったです。
     
    ・まず、拳銃弾を連射(フルオート)する軽便な銃は ”短機関銃(機関短銃、自動短銃も同義語)”
     と”機関拳銃”の2種類が存在する。というのが基本です。
     現在のアサルトライフルタイプサブマシンガンについては後記。

    AnsQ 517での 関係するレスをもう一度UP&補足します。  

    サブマシンガン=和訳:短機関銃−−>使用弾は拳銃弾の増装弾(高圧弾の場合も有り)。
            ・マシンガン(機関銃)の小型化の物。又は、その発達の形態。
            ・主に軍用として使用。短距離(50〜100m)に限定されるが攻撃的使用を考慮。
            「増装弾使用」と銃の取り扱い説明書にはっきり記載されている時も有ります。

    マシンピストル=和訳:機関拳銃−−>使用弾は、通常の拳銃弾。その為小型化可能。
            ・ピストルにフルオート機能を持たせた物。又はその発達形態。
             拳銃を、連射弾数の方向で威力UPした物。 片手で操作、射撃が可能。
             そんなア○はめったに居ないでしょうが!!
            ・非軍用。 主な目的は自衛用、或いは威嚇連射。確実な命中はあまり期待せず。
             「増装弾使用不可」或いは「通常弾」と銃の取り扱い説明書にはっきり
             記載されている時もあります。ミニウージー,マイクロウージー 等。

    *増装弾とは:通常の弾より発射薬量を1〜2割増加した弾。 単純に初速UPを狙う為。
           アメリカでは +P プラスパワーの言い方も!

    *高圧弾とは:通常の弾より腔圧UPされた弾。 銃メーカーに於いて、銃の完成検査時
    (耐圧検査−−>プルーフマーク刻印)に使用する為。 発射薬の種類自体異なる場合が多い。
    結果として初速もUP。 感覚的には 1.5倍くらいの衝撃(反動)が有ります。

    1.確かに ドイツではMaschinenPistole=MP ですね。用語として 
     ”短機関銃”と”機関拳銃”を区別していない様です。しかし 実際にはモーゼルミリタリーM712
     の様な”機関拳銃”が存在します。元々、MaschinenPistoleの造語自体が 
     開発時、敵を混乱させる秘匿名だったはずなんですが!! 
     又、MP18は最初の拳銃弾使用型機関銃では有りません。初めて実用性を証明し、本格的に
     量産された物としては偉大です。 試作的要素も有りますが最初の拳銃弾使用型機関銃は
     イタリア ”レベリー” ”OVP ぺロサ”、ドイツ ”ステンリー” あたりでしょう。

    2.アメリカでは トンプソンが始めて用語として使用した 
      SMG=Sub MacineGun = 小型 或いは短 機関銃が一般的用語ですが、
      特に極小型の物をMacine Pistolと注釈する場合もあります。
      当然、その場合の弾は増装弾ではありません。 
      
    3.イギリスでは頭初(WWII開戦前後まで)、 Macine Carbine
      マシンカービンと読んでいましたが 後にアメリカ同様サブマシンガンと呼ぶ様になりました。

    上記 1.2.3. この辺のことはブラック・タロン氏のHPに詳しいですね。

    *アサルトライフルタイプサブマシンガン
    現在のアサルトライフル改造発展タイプとして M4などのサブマシンガンが作られているのは、
    時代の流れ(現代の兵器体系の発達)が”拳銃弾を使用”という定義を追い越してしまったわけです。
    逆にこちらの方が普及している状況ですが、元が高威力のライフル弾(短小銃弾使用)を使用する為
    強度、構造が複雑−−>高価格な物となります。 ですから 非軍用、非正規軍、ゲリラ戦、
    使用状況によっては過剰威力、非攻撃的使用、等によっては、拳銃弾使用のシンプル、軽量低価格な、
    昔ながらのサブマシンガンも存在、生き残るでしょう。
     
    *極東某国の 次A隊が数年前より、9mmサブマシンガンを採用し、色々とマスコミやネットや
    銃関係HPで物議を交わされてますが、この銃の正式名称を読み取って下さい。
     ”9mm短機関銃”ではなく、”9mm機関拳銃”としています。
    (グリスガンは11.4mm短機関銃の名称でしたよ!)
    攻撃的要素より、自衛的要素の”拳銃弾使用型機関銃”という意味が隠れいるのでしょう。
    私はこの銃の開発、採用経緯も知りません、さわった事も有りませんが、そういう見方だと、
    ちがった評価(現在、わりと悪評ですね)も出てくるのではないでしょうか?
     BUT 正当化する気もあまり無いですよ。 むしろ なんじゃこりゃ!! 

     以上 長文、駄文、私論 申し訳有りませんでした。


    軌跡の発動機?誉

  4.  現在、マシンピストルと呼ばれている製品をよく見てみると、2つの系統に分類できます。

    1/サブマシンガンの超小型版
     マイクロUZI、イングラムM10〜11、Vz61、ステアーTMP、MP5K等

    2/セミ・オートマチック・ピストルの発展型
     モーゼル・ミリタリー(M712)、H&K VP70、ベレッタM51A、ベレッタM93R、
     グロック18C、Cz75フルオート、スチェッキン(APS)等

     厳密に『マシンピストル=拳銃から発達した自動火器』と定義するなら、該当するのは後者の製品ということになります。
     ちなみに、これらの拳銃ベースのマシンピストルは、フル・オート機能を持つものと、3発バースト機能を持つものとに二分できます。常識的に考えて、拳銃のサイズでフル・オートで撃とうなんてのは無謀でしかないですから(;^_^A

    >アサルト・ライフルの小型化サブマシンガン:
     ここら辺は、ある意味メーカーが勝手に付けてるようなものですね(笑)。
     アサルト・ライフルと同じ弾を使う『サブマシンガン』は、厳密にはカービン(最近ではミニ・アサルト・ライフルと総称されるようになっている)であると認識しておく必要があります。
     ちなみに、H&K MP5は、G3(7.62mmX51)を中核とするグループ1におけるサブマシンガンです。G3系ウェポン・ファミリーには、グループ1の他、HK32(7.62mmX39)を中核とするグループ2、HK33(5.56mmX45)を中核とするグループ3がありますが、グループ3では、HK33の短縮型であるHK53が、MP5に相当するサブマシンガンとして位置付けられています。なお、グループ2はHK32自体が売れてないためか、MP5やHK53に相当する製品はありません。

     あと、最近では、FN P90やH&K PDW等のように、拳銃弾ともライフル弾とも異なる弾薬を使う製品が登場しています。これらは本来PDW(個人用自衛火器)という新しいカテゴリーで括られるべく開発されたものですが、P90は現在は単にサブマシンガンとして紹介されています。PDWというカテゴリーについて説明するのが面倒なんでしょうが、P90の場合は同じ弾を使うピストルがありますから、サブマシンガンと呼んでも差し支えはありませんね。

    >拳銃弾使用自動火器:
     誉さんが触れられていますが、厳密に『世界初の拳銃弾使用自動火器』を定義するなら、1915年頃に登場したヴィラール・ペロサが最初と言うことになります。ただし、この銃は二連銃身&機関部に両手ハンドルプッシュ・トリガーと二脚架を備えた機関銃の代用品であり、後のサブマシンガンとは似て異なる存在です。
     MP-18/Iは、『拳銃弾を使用し、且つ現在のサブマシンガンに繋がるスタイルを最初に確立した製品』として記録されるものです。
     ちなみに、MP-18/Iの登場以降、ヴィラール・ペロサの機関部と銃身を流用して木製ストックとトリガーを備えたサブマシンガン形式の製品が作られています。

    >自衛隊のサブマシンガン:
     自衛隊では、1960年代に新中央工業(現ミネベア大森製作所)に口径9mmの試作サブマシンガンを作らせたことがありますが、今頃になって新型(9mm機関拳銃)を導入した理由はよくわかりませんね(;^_^A 機関拳銃というネーミングからして未だに違和感あるもの(笑)。
     でも、もうちょっと別の銃種選択をした方がよかったのでは?と思うのはわしだけではありますまい・・・(ここから先は議論ボード行きだな)
    ブラック・タロン

  5. 「9o機関拳銃」というのは自衛隊の中では短機関銃の後継でなくて「9o拳銃」の後継の一種、又は派生タイプと考えているのではないですか?

    そう考えると短期間集中調達、少数配備(指揮官、空自基地警備用)というのも納得できるんですが。
    というのも、M3A1の後継はまた別にあって、後継には「より強力な銃器」が採用される計画になっているが、M3A1の代替をする所にはその攻撃力が過度とされる所もある。そういった所むけに「9o拳銃」の範疇(SMGでなくマシンピストル)で軽機関拳銃を新たに開発し配備したのではないかと・・・。

    M3A1短機関銃の後継は対ゲリラ戦用装備強化の為「89式小銃ショートカービン」が採用されるのではと願って、いや予想してるんですが(汗)。
    ガンヘッド

  6. >5
     戦車部隊等が使用していたM3A1の後継としては、89式小銃のフォールディング・ストック型が支給されていると聞きます。
     89式小銃のカービン型は少数試作されたと聞いたことがありますが、本格採用となったら面白いねぇ・・・(笑)
    ブラック・タロン

  7.  我らが自A隊は小銃の命中精度にうるさいというので、精度が低下しがちな短銃身化(つまりカービン化)を嫌っていたりして・・・・・・。
    居眠り将軍

  8.  陸上自衛隊第13旅団のHPで、妙な画像を見つけました。

    ・http://www.13b.mae.jgsdf.go.jp/kyouiku/kyouiku.html

     このページの『レンジャー訓練』の画像で、89式小銃を持つ先頭の隊員と、ミニミを持つ隊員の間に挟まれている隊員が持つ銃は、明らかに89式とも64式とも異なる短銃身です。
     もしかするとこれが89式小銃のカービン仕様かもしれませんが、確証はありません(;^_^A
    ブラック・タロン

  9.  たしかに。
     ですが、あんまりにも画像が荒いので、識別しづらい・・・・・・。
     ここに限らず自衛隊関連のHPは256色とか低解像度とかが多いんですよね。
     機密保持でもしたいんでしょーか? 
    居眠り将軍

  10. う〜ん(?)
    ガンヘッド


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