843 |
すみません、現在もっとも使いやすく、中東などで使われているロケットランチャーは何ですか。M72ではないと思うんですが、教えてください。 ちなみに、映画アヴァロンで最後の方に使われていたものを見て思い出しました。よろしければ何でも良いのでロケットランチャーについて教えてください。 D'ARBY |
benben
実はRPGシリーズはグレネードランチャーのカテゴリーに入ってたりします(笑)
sorya
確かに床井先生の著書でもRPG-7をグレネード・ランチャーと書いてました。
ある意味ステレオタイプ化してるとも言えますが(笑)、ゲリラとかテロリスト御用達のロケット・ランチャーとしてよく名が挙がるのが、旧ソ連のRPG-7です。
RPG-7は、1960年代に旧ソ連が開発したロケット・ランチャーで、1950年代に開発されたRPG-2の改良型です。弾頭径85mm(発射筒径40mm)、全長1,375mm、重量約7kgで、RPG-2に比べて射程距離と対戦車グレネードの威力が向上しているほか、光学照準器の使用も可能です。
ちなみに、RPG-2は、第2次大戦でドイツが開発した使い捨てロケット・ランチャー、パンツァーファスト150を原型としています。
なお、その後開発されたRPG-18(口径64mm)は、アメリカのM72そっくりな使い捨てロケット・ランチャーになっています。
ブラック・タロン
スペルなんぞ忘れてしまいましたがロケット・プロペランテッド・グレネード、でしたっけ?
ロケット推進グレネード。うん、そのまんまだ(笑
まぐまぐマグロ
石垣一期
おおっと失敗ですね。フォローありがとうございます。
まぐまぐマグロ
では、RPG7についてもうすこし深く教えていただかないでしょうか。
お願いします。かなり、興味がわいてきまして。
D'ARBY
ささき
RPGは戦車だけに使うというわけではなく、塹壕やらトーチカや、土嚢を積み上げた陣地などにも使用し、土の層などは2メートルも貫通してしまうとのこと。
benben
弾頭は貫通しないので訂正します。高温高圧の爆風が前方に集中して、壁に穴を開けます。
benben
まさか、アレでMBTを撃破できるとは思えませんし。
居眠り将軍
ちなみに、その後のフォークランド紛争では、12.7mm重機関銃で狙撃してくるアルゼンチン軍陣地に対し、イギリス軍はミラン対戦車ミサイルで対抗したそうです。これらの戦訓が、現在のアンチ・ブンカー(ミサイルやロケット弾による陣地等破壊)の基礎になったと考えられます。
なお、手元の資料によれば、M72A2の装甲貫通力は250〜305mmとのことです。
ブラック・タロン
概念として、わかりやすいトコがあったので紹介しておきますです。
>http://www.jda-trdi.go.jp/institute/1st.html
上記HPの「成形炸薬弾頭から生成されるジェットシミュレーション」を見て頂ければHEATがどういうものか理解しやすいと思います。
ガンヘッド
D'ARBY
(例)M12.36インチ対戦車ロケットランチャー
いわゆる「バズーカ」という奴です。
LAW 等
グレネードランチャー=火薬の爆発を利用して榴弾を飛ばす。
弾自体に推進力はない。
(例)パンツァーファウスト
RPGシリーズ 等
このようなところです。間違えていたら御免なさい
畝傍
ロケット・ランチャーとグレネード・ランチャーは、弾頭も異なります(用途にもよりますがね)。
通常、戦車や装甲車などの対物攻撃に使われることの多いロケット・ランチャーは、成形炸薬弾頭が基本です。
一方、グレネード・ランチャーの場合、基本的には榴弾(弾自体が爆発してその破片で人員や物資を破壊する)が使われます。ただし、対戦車弾頭は成形炸薬です。
・・・いかん、グレネード・ランチャーと聞くと、どうしても40mm等の対人用グレネードが頭に浮かんでしまう(;^_^A RPG-7=ロケット・ランチャーという認識があるので・・・
ブラック・タロン
ささき
RPG系列或るいは、この手の武器は、いわゆるHEAT弾頭だけと思っておったら、
ロシア軍は、チェチェンの市街戦で 対トーチカ、建造物専用として
FAE( Fuel Air Explosive=燃料爆薬、気化爆薬)弾頭を使用し、相当の効果をあけ゛た。との事。
(燃料爆薬発火の衝撃波が大)
具体的には、RPG−7用として、弾頭重量 4.7kg 最大有効射程200mが開発されたとの事。
International Defense Review 誌 2001.1月号 より。
gpg
軌跡の発動機?誉
40o擲弾はこんなの↓
>http://www.fas.org/man/dod-101/sys/land/40.htm
M72ロケット弾はこんなの↓
>http://www.fas.org/man/dod-101/sys/land/m72.htm
小銃用グレネードとして、一般にライフルグレネードと呼ばれる小銃に差し込む棒がついた擲弾を小銃の先にセットして空砲、又は実包で発射する物もあります。
ちなみにFA-MASでは対人用は空砲、対戦車は実包となっていて、対人用を間違えて実包で撃ってしまい、頭を吹き飛ばされた兵士もいるそうです(汗)。対戦車用グレネードの底には「ブレットトラップ」と呼ばれる弾受けが付いているようです。
その映像がない・・・。
ガンヘッド
ライフルグレネードは、投射方式から3タイプほどに分けられます。
1/銃口にカップ型の発射筒を取り付けて空砲で発射するカップ・ランチャー式。
イギリスのミルス手榴弾(No.36M)はこれでライフルから投射する。
2/グレネード後部に棒を取り付け、これを銃口に差し込んで空砲で発射するスピゴット式。
M1ライフルなどは銃口にランチャーを取り付け、これに差し込む。
3/グレネード内部に弾頭を受け止める仕掛けを設け、実弾で発射するブレット・トラップ式。
同じように実弾で発射するが、弾頭はグレネード内を通過して前方に飛んでいブレット・スルーという方式もあるそうな。
現在は実弾をそのまま使えるブレット・トラップ式が一般的なようです。
フランス軍は、Mle1949〜FA MASに至るまで、銃口にライフル・グレネード用のランチャーを標準装備しています。もっとも、輸出用のFA MAS G2からは銃口グレネード・ランチャーは廃止されていますが・・・
ちなみに、NATO制式のライフルの大部分は、銃口フラッシュ・ハイダー等の外径が22mmになっています。これは、NATOがライフル・グレネードの弾尾内径を22mmに統一しているためで、NATO以外の国々で作られるライフルもこれに準じているようです。自衛隊の89式小銃のフラッシュ・ハイダーも外径22mmと聞いているので、今度触る機会があったら計ってみようと思います(笑)。
なお、自衛隊の64式小銃は、M1ライフル用のランチャーを流用してライフル・グレネードを発射できるようになっていますが、現在技本では64式/89式双方に使用可能なブレット・トラップ式のライフル・グレネードを開発中と聞いています。
薬莢等を使って発射するタイプのグレネードとしては、米軍の40mmハイ・ロー・プレッシャー弾が有名ですが、これ以外では、旧ソ連の40mm規格(薬莢を使わず弾頭後部に発射薬を取り付ける)および30mm規格(AGS17等のオートマチック・グレネード・ランチャーで使用)、イギリス製グレネード・ランチャー等でよく使われる37mm/38mm規格、中国ノリンコ社の35mm規格、近年OICW等で研究されている20mm規格などがあります。
ブラック・タロン
せっかく96式自動擲弾銃用の40o弾があるのに、なんでライフルグレネード式にするんでしょうね?陸自の戦術に対する考えなのでしょうが・・・・。
そういえば、以前某氏がちょこっと40o弾について指摘されてましたね。それが今でも気になって(笑)。
ガンヘッド
結局銃剣突撃にこだわっているのではないでしょうか。
居眠り将軍
ガンヘッド