839 |
よく、映画等でみかけるんですが、ゆうていも引かず、撃鉄を倒しただけで撃てます。あれは何でですか。 ゆうていを引いて、薬室に弾丸がないとこのようなことは出来ないとおもいますが。 冬季 |
薬室に弾薬が存在するためにはスライド/遊底を引いて装弾しなければならないのは確かですが、薬室に弾薬を入れたまま発射せずに撃鉄を落とすことは可能です。
最近のダブルアクション(撃鉄が倒れた状態から引鉄を引くだけで撃鉄が起き、引ききると落ちて激発される)方式のセミオートに多い(例:ベレッタM92、SIGザウエルP220系)のですが、「デコッキング」という機構がありまして、撃鉄が起きた状態でセイフティ・レバーをオンにするか、「デコッキング・レバー」を操作するかすると、遊底内部で撃針にロックをかけつつ(あるいは撃針が撃鉄に触れないようにカバーしたりずらしたりしたうえで)撃鉄を落として安全状態にもどすことができるのです。古くはワルサーP38等も採用しています。
そして次に発射するときはダブルアクションで撃っても、自分で撃鉄を起こしてシングルアクションにして撃ってもかまわないのですが、シングルアクションのほうが引鉄が軽いので、命中率や反応速度等を気にする場合に有利だとされています。
なお、シングルアクションオート(コルト「ガヴァメント」系列等)でも撃鉄の倒れこみを親指で押さえながら引鉄を引いてゆっくりハンマーを戻すということができますが、失敗すると危ないです。
Schump
Schump
ささき
ささき
もと彼女
ささき
石垣
映画の話は、弾倉交換なしで数百発もバリバリ連射したりするので、細部の矛盾はナシということで・・・。
ハンドガンは弾を撃ち尽くすと、スライドが下がった状態で止まります。
ここでマガジンを交換して、スライドストップを外すと、スライドが前進して、弾を自動的に薬室に送り込みます。この状態は、ハンマーが後退していて、ちょっとした刺激で落ちて撃発してしまいますから、古いコルトガバメントなどはセフティーをかけて持ち運んだ、と記憶しています。(コックアンドロックという)。
新しいオートマチックのハンドガンではデコッキングレバーを押せば、ハンマーが戻り(落ちるが暴発しない)、安全?に携帯でき、撃ちたいときは引き金を強くひくだけで(遊底も引かずに)撃つことができます。(だったハズ)
benben
レボルバーは元々セフティーレバーがついてなく、引き金を引けば撃てます(トリガーが重いけど)。
オートマチックのピストルに弾を入れるときは、マガジンを入れてスライドを引いて戻すと、銃身の底に挿弾する様子が排莢口から見えますが、ここまでの動作で、持ち主は安心?して、セフティーもかけずにカバンにしまいこむ、のではないかと私は推測していますが、一般アメリカ人の保持中の様子はよくわかりません。
benben
ささき
冬季