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832 FA−MASやL86といったブルバップ式の小銃というのはいったいどのような利点があるのでしょうか?
どうかよろしくお願いします。
yas

  1. 同じバレルの長さで銃本体の長さを短く出来るので、取りまわしが楽。これで宜しいでしょうか、諸先輩方。
    サバイバルゲームをやってみてください。よく分かります(笑)。特に私は背が小さい(168センチ)のでFA−MASはお気に入りです。
    ではなぜどの国も採用しないのかというとやはりあのSFチックな外見に思わず二の足を踏んでるみたいです。あと、機関が耳の真横にあるのでうるさいというのも聞いたことがあります。
    k-mine

  2. 全長が短くなるほか、機関部の位置関係によて銃口の跳ね上がりが少なくなるというメリットもあるようです。
    デメリットは照準線が短くなり、しかもサイトが高くまるため射撃精度が低下しやすいこと。P.90、L85、AUG は光学式サイトを載せてこれを回避しています。
    また排莢口の位置によって左利きでは撃ちにくくなる(アツアツの薬莢が顔面直撃します)のも欠点ですね。
    ささき

  3.  意外なブル・パップ銃の短所として、全長が短いため、銃剣を付けての白兵戦闘に若干不利というのがあります。

    >ブル・パップ銃の排莢
     AUGやFA MAS等は、両利き対応となるよう、ボルトと排莢口カバーを入れ替えることで排莢口を左右に切り替えられるようになっています。といっても、戦場ですぐに入れ替えられるわけではありませんが。
     FN P90は、上から給弾する構造を生かして、真下に排莢するようになっています。
     マンガネタで恐縮ですが、士郎正宗原作の『ドミニオン』に出てくるブル・パップ・ライフル、セブロMN-23も下方排莢になっています。
    ブラック・タロン

  4. ↑銃剣戦闘
    自分の電動ガン(SG−1です)を振り回していて思ったのですがわざわざ重い銃に剣くっつけるよりも銃ほっぽってナイフだけで戦った方がいいような気がしました。それに現代の戦闘ではあまり超近距離での戦闘は考えられませんし未だに銃剣をつけるのには何の意味があるのでしょうか?
    紅葉饅頭

  5. >白兵戦
    確かに一定の状況に於いては銃剣を小銃にくっつけるよりナイフを持って戦うのが有利な時もあります。
    しかし基本的には銃剣付きの小銃で戦うのがナイフで戦うよりは有利です。
    >現代の戦争
    現代戦だからと言って近接戦闘がなくなったわけじゃありません。
    敵の陣地に同数で攻撃を仕掛ける場合、または不時に優勢な敵と出くわした場合に射撃だけで敵を制圧するのは困難です。
    特に防御側は極めて有利な射撃場所に位置している可能性が高いので同じように撃ち合ったら攻撃側が全滅する可能性もあります。
    そこで突撃や迂回浸透を通して間合いを詰めて近接戦闘に持ち込むのです。
    当然、白兵戦も起こります。
    戦記などを読めば優勢な時だけじゃなく不利な時にも突撃を持って危機を克服する
    場面が数多く出るのに気づくだろうと思います。
    現代戦だって本質は変わらないものなんです。
    それが未だに世界の軍隊が白兵戦用の装備を維持する理由です。
    念のために言いますが数百m手前から平原を走って行くのだけが突撃ではありません。^^;

    マニア

  6. なるほど、ただSFチックな形に見栄えよくする為じゃなかったんですね(笑)
    詳しい回答どうもありがとうございます。
    yas

  7. >なるほど、ただSFチックな形に見栄えよくする為じゃなかったんですね(笑)
    民生用の「スポーツライフル」のブルパップ型には見てくればかり追求した怪しい代物もあります。例えば中国ノリンコ社が輸出用に造っていたAKスポーター・ブルパップの場合AKそのままの機関部機関部に長いトリガーバーを付け前方グリップに接続していたので、トリガープルが異常に重くサイトもいい加減なため全然当たらない銃となってしまい、Gun氏レポーターTurk氏に「泥沼を撃って水飛沫を上げて遊ぶための銃」と酷評されていました(^^;)

    ささき

  8.  中国ノリンコ社製のAKベースのブル・パップ・ライフルとしては、86式が知られています(上でささきさんが書いたAKスポーター・ブルパップってこれのこと?)。妙にFA MASに似た外観が特徴です。86式は、某押井監督のアクション映画に登場したので、知っている方もいるかもしれません。
     ちなみに、現在の中国人民解放軍は、プラスチック製レシーバーを備えたブル・パップ型ライフル(87式? 口径5.8mm)と、これの派生型の分隊支援火器を制式採用しており、香港駐留軍等に優先配備しているようです。

     他にAKベースのブル・パップ銃として知られているものでは、フィンランドのバルメ(ワルメット)社が輸出用に製造したM82(口径5.56mm)があります。同社のRKm62/76ライフルをベースに設計され、レシーバー等をプラスチックのストックで覆い、照準器を銃身に対してオフセットに取り付けているのが特徴です。
    ブラック・タロン

  9. 諸先輩方の回答に加えて
    ブルバップ式の小銃の利点。
    ・パラトルパー(空挺)タイプを兼ねる事が出来ます。
    ・サブマシンガン化し易い。乱暴だけと、”銃身短くするだけ”というのも有り!
    ・比較的、軽量化し易い。

    ブルバップ式の小銃の弱点。
    ・連射傾向の状態にある場合、ほお付け射撃したら、”アッチッチッ”です。
    ・設計時点で銃の重心位置は考えているわけですが、どうしても後ろ(射手)よりになります。
     メカが後部につまっていねもんね。よって射撃時、銃口跳ね上がり大の傾向です。(跳起角大になりやすい)

    軌跡の発動機?誉


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