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821 真珠湾攻撃で使用された浅沈度魚雷ですが、その後の海空戦でも艦載機隊や
中攻隊は雷撃時この魚雷を使用していたのでしょうか?それともこの魚雷は
あくまで浅海用(港湾用?)のものだったのでしょうか?
同じく真珠湾でアリゾナを沈めた800キロ徹甲爆弾もその後の戦史には
出てこないようですけど真珠湾以後も生産されて空母の格納庫などに搭載
されていたのでしょうか?
ひろき

  1. 九一式魚雷の改良は真珠湾対策というよりも、雷道の安定と高速高々度投下に向けて進められていた航空魚雷の改良の一連の流れの中に、あのような改良も存在したと考えるべきものです。九一式自体の改良はその後も続けられており、框板にも機種別に幾つかの種類が存在し、魚雷自体の改良も進んでいます。
    また、八〇番徹甲爆弾ですが、これは臨時に九一式徹甲弾を改造したものですから、十七年には本式の徹甲爆弾が完成し、これに交代しています。その後、対主力艦編隊精密水平爆撃が行われていませんので出撃の機会は無かったのですが、マリアナ海戦まで、水平爆撃の訓練は取りあえず続けられていたようです。搭載定数としてでなく実際に大型空母に搭載されていたかどうかは資料を見ないと判りませんので、あしからず。
    BUN

  2.  真珠湾で用いられた5号爆弾は例の(引用したくないんだけど)「日本海軍の爆弾」によれば、その後も消耗したとされており、最も消耗が激しかったのが42年の6月ですから(空母もろとも海没?)、一応その頃までは搭載されていたようです。
     その後、BUNさんが仰るように80番通爆にリプレースされていくのですが、実戦で対艦用途で用いられた例としては南太平洋海戦の一航戦第三次攻撃隊による「ホーネット」爆撃が挙げられます。
     この時に使った爆弾は80番らしいのですが、形式は不明です。多分80番通爆だと思うのですが・・・記憶なんで間違ってるかも。
    tackow

  3. 八〇番の通常爆弾と徹甲爆弾って、運用があまり区別されていない形跡がありますよね。炸薬の効果に見るべき差が無いのでどちらでも良い、という戦争後期の資料を見たことがあります。
    BUN


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