敗戦による軍隊の解散に際し、各種軍需品の処置の中でも被服の処置は各部隊の担当者に一任されたのが実情であり、復員する将兵に返納無用の形で支給された場合が大半です。その上で支給しきれなかったものは民間に放出されたり、復員局の管理に移されて外地からの復員者に支給されています。
　ただし、上記は合法的に処置された場合で、部内外者によって犯罪的に持ち出された場合も相当数ありました。ところが、終戦によるドサクサもあってこうした犯罪が検挙された例はけっして多くは無く、こうしたことを考えても終戦後に国家に軍服を返納する必要は実情としては無かったといえるでしょう。
ヨリ１３２８９９０

情報、ありがとうございます。
こういった事情は各国共通だったのでしょうか？
元SS隊員が戦争が終わってもSSの制服着てるのはおかしいですよね？
他国の目も厳しそうですし。
横井

＞2. ドイツでは終戦直後から猛烈なＳＳ狩りが行われたため、旧ＳＳ隊員は八方手を尽くして国防軍の制服を入手し着替えたという話を聞いたことがあります。
ささき