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基本的なことかも知れませんが、弾丸の弾頭の形状は全て放物線のような形状をしていますが、何か定義はあるのでしょうか?そんな形状の定義が記載している本やホームページをご存じでしたら教えて頂けないでしょうか? taro |
また、球形弾では銃身との隙間から発射ガスが漏れるため、これを少しでも改善するという理由もあります。
現在の銃用弾頭は、後端が円筒形の『フラットベース弾』と、弾頭後端を斜めに絞った『ボートテール弾』(船の形に似ていることからこう呼ばれる)、先端から後端まで円筒形の『ワッドカッター弾』があります。
ボートテールはフラットベースに比べて射程距離を伸ばせるのが特徴で、第1次大戦前にフランス軍が最初に採用、現在は主にライフル弾薬で使われています。
ハンドガン弾薬はほとんどがフラットベースです。ワッドカッターはパンチで穿ったように綺麗な弾痕が開くことから、ピストル射撃競技に主に使われています。
ちなみに、弾頭が円錐型になったのは、1852年にフランス陸軍のシャルル・ミニエー大尉によって考案された『ミニエー弾』が最初です。この弾は、ライフリング付きの銃身を持つ前装銃でも容易に装填できるよう、弾頭の底に窪みを設け、ここに鉄の栓を入れたものでした。発射時に燃焼ガス圧で鉄栓が入り込んで弾頭の周囲をスカート状に押し広げ、ライフリングに食い込ませるというアイデアです。
形状の定義ってのは寸法とかのことでしょうか? 厳密な定義はなかったと思うんですが、誰かフォロー(;^_^A
ブラック・タロン
taro
この部分を旧軍用語では”蛋形部(たんけいぶ)”、英語では”オジャイブ”(だったかな?ちょっと自身無い)と言ってます。
WWI以前(1900年代初頭)時点では、このR部の寸法は R=2D [D:弾丸(砲弾)直径。]
が標準でしたが、 次第に増大しWWII時点で、極端な物では R=20D の物まで考えられました。
当然Rが大きい方が空気抵抗は減少しますが、弾丸の重心位置、直径/長さ比、旋転速度、弾底形状、等と
密接に関係する為、実験で最適なRを決定します。WWI以後この方面の研究が 進んだ為、
その後の世界中の大砲は、R=10D位尖頭弾を採用し、同一の砲で発射しても R=2D弾(蛋形弾)より、
射程が3割ぐらい伸びる結果になりました。
軌跡の発動機?誉