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777 アメリカ軍正式採用トライアルに参加してベレッタに破れた拳銃,ワルサー社のP88と,SIG社のP226,H&K社のP7,ステア-社のGB他に参加した銃があるかもしれませんが,この銃達が採用されなかった理由はなんなんでしょうか?.
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  1.  手元の資料によれば、JSSAP(米軍次期制式ピストル採用計画)に提出された候補は、ベレッタM92SB-F(M92F)、SIG/ザウェルP226、S&W M559、H&K P7M13、ワルサーP88です(ステアーGBは違うと思うんですけど(;^_^A)。この中から、最終的にM92SB-FとP226の2つに絞られ、M92SB-FがM9として採用されました。
     個人的な見立てですが、これらの候補ピストルは、作動機構と安全機能と価格以外、性能的に大差はないように感じます。JSSAPでのトライアルの詳細は公表されていないと思いますが、軍用ピストルのトライアルは、様々な環境下で安定した性能を発揮できるかが最大の評価点となります。最終評価まで残れなかった候補は、トライアルの中で何らかの問題を生じたものと思われます。P7M13辺りは、操作性が特殊なため嫌がられた可能性はありますね。
     あと、手動セフティを持たないP226は、一般部隊が扱う軍用ピストルとしては問題があるため採用されなかったという話も耳にしたことがあります(後に米軍はP228をM11として採用したが、これは配備先が特殊任務部隊や憲兵などのため、手動セフティの有無は問題とされなかったらしい)。
     ちなみに、SIGはP226の米軍での採用に自信を持っていたらしく、1985年の米国ショット・ショー(JSSAPのトライアル結果が発表されたのは同イベントの中日)のSIGブースでは米軍採用記念のディスプレーを準備していたそうですが、結局ベレッタと決まって撤去したとか。

     下のスレッドでも書いたんですが、M92SB-Fが採用された経緯については、値引き合戦や政治的圧力によるもの等、いろんな揣摩憶測が飛んでいます。ただ、下のスレッドでも書いたベレッタのスライド破断事故や、後にSIG P228がM11として限定的に採用され、海軍SEALでもP226を使用している点などを見ると、米軍が決して100%ベレッタに満足しているわけでないのは確かでしょう。
    ブラック・タロン

  2. ステア-GB・・・米国の拳銃戦争でのベレッタの強力なライバルである.と今読んでいる(COMBAT WEAPONS ILLUSTRATEDという)本に紹介されていたのでトライアルに参加したと解釈したんですが,参加してませんでしたか.いつも,丁寧な説明感謝しています.
    U

  3. 蛇足ながらトライアルに参加した、ブラックタロンさんの回答以外のその他の銃を手持ちの資料から・・・
    S&W M459(ブラックタロンさんと違う?) FN HP・FA、HP・DA 
    H&K P9S、VP70(マジ?^^;) コルトSPP(聞いたこと無い)
    スター M28DA(無謀だ・・・)
    などありました。(でも私の資料ではP88は出て来ない・・・不思議)
    まぐまぐマグロ


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