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何かの本で、「一発撃つより一丁作る方が速い」とかいう拳銃を見たような気がするのですが、これはどんな銃ですか。 S・T |
yuji
で、その上記1の拳銃ですが、『リベレーター(リバレーター)』といいます。正式にはFP-45といい、第2次大戦中にアメリカが対独・対日レジスタンス支援用に生産した完全手動式のピストルです。
口径は.45ACPで、グリップに10発収められます。銃本体はプレス加工とダイキャストと溶接で作られたまさに粗製濫造品で、銃身のライフリングもなく、コストも1挺300円もしません。銃身後部のブロックを引き回して弾を装填し、ブロックを閉じて発射、銃口から棒を突っ込んで薬莢をつつき出すという実にのどかな(笑)使い方をするピストルです。
カートンボックスに銃本体と弾10発、排莢用の木の棒1本、イラストのみの取説1枚が収められ、空中投下や潜水艦輸送などで、ヨーロッパのドイツ占領地や東南アジアの日本占領地に送られました。
ブラック・タロン
HPがありましたが、これによると6.6秒に一梃生産されたそうです。
装填するのに10秒とありますから確かに「作るほうか早い」です。
http://home.pacbell.net/rlhag65/index.htm
MISTY