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サブマシンガンに使う9×19弾と7.62×25弾のそれぞれの長所短所を教えてください 紅葉饅頭 |
えーと、9mmX19(9mmパラベラム、9mmルガー)と7.62mmX25(7.63mmモーゼル)の特徴を簡単にまとめると・・・
*9mmX19
・薬莢はストレート型。リムレス。
・初速:1,165fps(約355m/秒)
・初活力(運動エネルギー量):350ft.lbs(約48kg/m)
*7.62mmX25
・薬莢はボトル・ネック型。リムレス。
・初速:1,410fps(約429m/秒)
・初活力:380ft.lbs(約53kg/m)
<注:初速と初活力は弾頭重量等によって異なってくるので、上の数値はあくまで目安。なお、上の数値は、各弾頭重量を9mm=116グレイン(約7.5g)、7.62mm=86グレイン(約5.6g)で計算>
7.62mmX25の初速が9mmX19より高いのは、薬莢がライフル弾薬と同じボトル・ネック型であるため、口径の割に多くの発射薬を充填できることが要因の一つとなっています。実際、7.62mmX25は.357Mag.が登場するまでは世界最速のハンドガン弾薬でした。
打撃力に関しては9mmX19の方が上です。上の数値では7.62mmX25の方が初活力が大きくなってますが、『初活力=銃弾』の威力と考えるのは早計です。
総合的に比較すると、9mmX19の方が7.62mmX25より安定した性能を持っているといえるかな。
ブラック・タロン
WWII時点で世界の主用軍用拳銃弾が、9mm口径以上(ナンブは8mm)に以降してしまったのにもかかわらず、
ロシアはPPSHシリーズサブマシンガンに、そして今だトカレフTT33を採用している理由がここです。
冬期防寒装備、厚手のコートを、確実に打ち抜く事を優先させたからでしょう!!
ロシア及び中共の銃剣の刀身が割りと細身なのも同様の理由です。
軌跡の発動機?誉
みなと
>2&3
モシン・ナガンM1944カービン(M1891/30の短縮型)とかに付いているスパイク型銃剣のことでしょうか?>ロシアの細身の銃剣
M1944カービンのスパイク型銃剣は、断面が十字型になっていて貫通力に優れているそうです。
これ以外のロシアの銃剣で手元に資料があるのは、シモノフM1936(AVS)用の銃剣くらいですね。これも細身です。
SKS以降の旧ソ連製ライフルの銃剣はお世辞にも細いとは言えませんね(;^_^A
56式騎槍(中国製SKS)、56式歩槍(中国製AK47)、44式騎銃の共通点って何でしょうか?>みなとさん
ブラック・タロン
>56式騎槍(中国製SKS)、56式歩槍(中国製AK47)、44式騎銃の共通点って何でしょうか?
銃剣の共通点、これですね、現物を並べて見ると、先端部の形状から円柱に溝を切ったような中間部に到るまでの形状がそっくりなんです。 言葉で表現するのも限界がありますが、先端は丁度マイナスドライバーのような感じです。
みなと
44式騎銃のそこのところ、ちょっとだけ このアドレス。
http://www.asahi-net.or.jp/~ku3n-kym/heiki2/kooriyama/koor.html
最初から、こんなの、先っぽに付けるから、命中率が38式歩兵銃(騎銃)に較べて、ガタガタになってしまった。
(ボルトアクションライフル−−>フリーフローティングバレルの理想論)を無視。
帝国陸軍も、眼は大陸(ロシア含む)だったから、厚手防寒装備への貫通し易さ狙ったんでしょうかね!!
紅葉饅頭さんの質問、大脱線でした!!
〜?誉
>5
なるほど、確かに剣の部分は3者ともよく似てますね〜
>6
URLのページの44式騎銃は、着剣金具の形状から見て前期型みたいですね。香川県善通寺市の陸自第2混成団本部(乃木資料館)で展示されている44式も前期型でした。
ちなみに、前期型では金具が銃身に密着していたため命中精度が落ちることがわかり、後期型は金具と銃身の間に隙間を設けています。また、金具の取り付け部自体も大型化して強度アップを図っています。
ブラック・タロン
紅葉饅頭