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銃口に指や異物をつっこんで銃を暴発させることは可能なのでしょうか。 漫画、映画なので似たような場面を昔見たことがあるのですが、 気になっています。 むぅむぅ |
よほど古い銃じゃない限りは。
sorya
ただ、銃腔内部に異物がある場合に起きうる事故として、リング・ウェーブ(波動圧)による銃身破壊があります。
発射薬の着火によって生じる発射ガスの腔圧は、撃発直後に最高ピークに達し、弾頭はそれによって加速されて銃口に向かって進みます。が、発射ガスの発生量は弾頭の加速に反比例する形で急激に低下していき、腔圧は下降します。そして、銃口から弾頭が飛び出すと同時にガスも外部に噴出し、腔圧は大気圧に戻ります。
ところが、銃腔内部に泥や雪などの異物があった場合、例え塞がっていなくても、異物に接触した弾頭は一瞬加速を低下させます。加速していた弾頭の速度が落ちたことで、それを追う発射ガスも膨張を阻まれ、そこへさらに後方からのガス圧がかかってきます。これによって、その部分の腔圧が異常に増大し、周辺にリング状にエネルギーを拡散させていきます。これがリング・ウェーブと呼ばれる現象です。
弾頭の進行を妨げる異物の抵抗力が大きければ大きいほど、リング・ウェーブも増大する傾向にあります。
ブラック・タロン
稲見一良、銃執る者の掟(ダブルオー・バック所収)で、ポンプ式散弾銃の銃身内の異物による機関部の破裂が描写されています(火薬の代わりに塩を詰めた弾のコロスが銃身内停止、その後強装弾を撃つと・・・)。実猟経験豊富な著者ですが、これも設定としては苦しいのでしょうか?
はたの
ささき
指を入れた場合は、指がはじかれてそのまま弾が出る可能性が高いのですね。
バレルの奥に異物が詰まった場合は、銃身が破壊されることもあると。
銃やそのほかの要因によっても変わってくると思いますが、よく分かりました。
むぅむぅ
はたの