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今、「プロジェクトX」の再放送でナホトカ号重油流出の事を やってるんですがふと思いました。 自衛隊もしくは米軍のナパーム弾などで重油は 焼ききることは可能でしょうか? ラプター |
「水を取りこんで固まった重油は燃えない(正確には燃え続けない)」
のだそうです。たぶん内部の水分を蒸発させるのに熱量を要するので油本体の着火に至らないのでしょう。
Schump
太平洋戦争時の資料を見ましても、大炎上をおこしたタンカーは中・軽質油の引火か、
流出直後の揮発したガス部分に弾薬等からの誘爆のようです。
ちなみに流出重油を完全に除去しようと思えば、
@ バクテリア等を利用した分解・中和剤を散布する(海保かどこかで開発中)
A 遠心分離器で海水と分離した後に焼却処分
の2通りがあります。
ペンギン
実際の研究状況ってどんなもんなんでしょう?
ブラック・タロン
ある程度は目処がついているようです。ナホトカ号の直後に運輸・海保の研究所で
試薬が完成し、従来のものより優れた分解性を示したそうです。
ただ、ゲル状になったものが海底に沈降した場合は中和剤が到達しないので、回収船を出動させた方がいいのかもしれません。
ペンギン
1 実験室レベルではかなりの効果があるし、実海面でもその効果は確認されている、
2 が、現実の事故に、速やかに、大量に供給するのが難しい
3、菌を改良すればむろん、しないとしても、「存在すべき場所と量」の異常性からして、重油除去のメリットを上回る環境改変のデメリットがないのか、さらなる検討を要する
4、万能薬ではなく、オイルフェンス等含めた総合的な対策の一要素にすぎない(一要素としては有効)
といった内容だったと記憶しています。
中和剤