QQCCMMVVGGTT
647 第二次世界大戦後半でドイツ軍が装備した対戦車兵器パンツァーファースト
の質問です。
この兵器は大戦後半の写真などで歩兵が持っているのをよく見かけますが
実戦では役に立ったんでしょうか?
射程距離が100mもない代物ではとても実戦では役に立ったとは思えない
のですが・・・

やす

  1.  ドイツがバズーカに相当する対戦車ロケット・ランチャーを装備したのは1943年からです。米軍の2.36インチロケット・ランチャーM1(バズーカ)をコピーして増口径化た88mmラケーテン・パンツァー・ブクセ、別名『パンツァーシュレック』でした。
     発射筒外部に大型弾頭を備えた『パンツァーファスト』が登場したのもほぼ同時期です。最初のモデル(30M)は射程距離30mでしたが、その後、60m、100m、150mと長射程化が図られました。最終モデルのパンツァーファスト150は、戦後旧ソ連のRPG-2の原型になったと言われています。
     戦果のほどについては手元に資料がないですが、ここの書き込み等を見ると、そこそこに効果を上げたようです。
    ブラック・タロン

  2. 吸着爆雷は0mですから、100m離れられれば歩兵の対戦車兵器としては、もう、革命的なのではないでしょうか。
    BUN

  3. >射程距離が100mもない代物ではとても実戦では役に立ったとは思えないのですが・・・
    パンツァーファウストで戦車を仕留めるには多大な危険が伴ったようです。ただBUN氏も述べているように、それ以前の歩兵携行対戦車兵器…吸着爆雷や収束手投弾、火炎瓶などによる肉薄攻撃に比べれば格段に進歩した兵器であり、命中した場合の威力にも優れていました。
    また市街戦では場合歩兵の隠れる遮蔽物が多く、ベルリン戦などではソ連戦車はパンツァーファウストに相当悩まされたようです。パンツァーファウスト対策としてその辺に落ちてるガラクタ(ベッドのスプリングとか金網とか)を砲塔に巻き付けた T-34 の写真も残されています。
    ささき

  4. それでT-34撃破可能やったら、わざわざコストと燃費を食うだけの、
    キングタイガーなんて作らんで、パンツァーファーストを生産してりゃ良かった。
    ドイツの「新兵器」は技術的に優れていてもどうも効率が悪く無理なのが多い。

    毛沢豚

  5. 強力な対戦車兵器ではあるものの、攻撃兵器としては使えませんから、問題ですよね。
    また、ティーガーのキルレシオは非常に良好ですので、四号戦車を同トン数製造するのと比較して効率はどうでしょう?

    BUN

  6. ご回答ありがとうございました。
    結局の処、この兵器は遮蔽物が多い市街戦等では威力を発揮したものの
    それ以外の処では、歩兵の勇気と犠牲的精神が必要だったんですね。
    やす

  7. http://www.geocities.com/Augusta/8172/panzerfaust.htm
    こんなページもあります。
    ご参考までに
    llama


Back