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じゃあ米軍規格(サイズ忘れた・・)に弾変えて、アメリカ的なファクターをくわえて(M1919とか)プレス多用すればコピーはできるんですか? あ、でもそれじゃ別物か? 紅葉饅頭 |
625の追加質問はここです
紅葉饅頭
7.92mmX57の銃を.30-06に適合させようとする場合、薬室を広げる改造が必要になります。が、7.92mm用に設計されている銃身でそのまま7.62mmの弾を発射するのは、ライフリングがヘタっている銃で撃つのと同じで、.30-06本来の性能は発揮できなくなります。
いい例は戦後米軍が.30-06用に改造した日本の99式小銃で、口径7.7mmX58(弾頭径.311)の銃身を薬室だけ広げて.30-06に対応させたため、本来の弾薬の性能を発揮できなくなっています。
米軍がMG42の.30-06化改造を諦めた理由の一つはこれかもしれません。7.7mmと7.62mmならともかく、7.92mmと7.62mmでは差がありすぎます。
ブラック・タロン
>MG34&MG42のものは、G3と同じ一対のローラーをボルトに配置した
>形状ながら、完全にボルトをロックするフル・ロックで、ショート・
>リコイルによってロックを解除する仕組みです。
あの、いつもの細かい突っ込みで恐縮ですが・・・(^^;
MG42については、書かれているとおりでが、MG34はローラー・ロッキングではないですよ。ボルト・ヘッドの写真を見たことがありますが、ヘッドの左右に4個のロッキング・ラグがついてます。あれは、どう見てもロティティング・ボルト(回転閉鎖)ですよ。ローラー・ロッキングならボルトにロッキング・ラグは要らないですからね(ローラーがラグの働きをするので)。
MG42とMG34は、汎用機関銃としてのコンセプトは同じですが、閉鎖機構はかなり違います。この点、一度調べ直してみて下さい。
>米軍がMG42の.30-06化改造を諦めた理由の一つはこれかもしれません。
>7.7mmと7.62mmならともかく、7.92mmと7.62mmでは差がありすぎます。
その場しのぎで捕獲品を改造(自衛隊版99式が正にこれ)するならともかく、新たに生産するのなら弾薬が同クラスの場合、それほど問題ないのでは・・。ご承知のとおり、戦後ドイツは7.62mmNATO版のMG42を作ってます。銃身その他、弾薬の変更に関係する部分を再設計してやれば済むことですから。アメリカがMG42の30-06化が出来なかったのは、ローラー・ロッキングに関する技術的なノウハウがなかったからでしょう。あれは特殊ですからね。
COLT45
COLT45
よく「日本の機銃はコピーばかりで…」とけなされますが、このクラスの機銃をコピーしたうえ自軍規格に合わせて再設計するのは新規設計とはまた別の困難を伴います(米軍が MG42 や MG151 のコピーに失敗している事実にも注目)。良くも悪くも、戦後の「コピー王国・日本」の萌芽を見るような気がしますね。
ささき