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ついでに将来AP弾では長短の違いはどのような効果を期待しているのですか? baribari |
sorya
kabukou
一つは弾の絶対長さ、もう一つは弾のL/D。この二つは似ているようでも答えはてんでちがってきます。
sorya
これはL/Dことです。
細長い方が安定した飛翔する感じがしますが、均一に作るのが難しくなりません
か?
baribari
まず覚えておいてほしいことは、APFSDS弾の侵徹長の最高値は単純に弾の長さに比例するですよ。
あくまでも理論値だけど。(やたらに弾を長くするとそれはそれで問題が生じるので速度を上げてやる必要がある)
で、砲においては、ある速度で放り出せる重量というのが決まっているわけで、その中で弾を長くするには単純に
L/Dを増やせばおけなわけ。
でも、baribari氏の指摘どおり粉末冶金技術ってーのは、機械的粉末合金法でも使わない限り欠陥がある程度の頻
度で発生してしまい、衝突時に加わる加速度(=衝撃過重)や角度がついた着弾時に生じる応力偏移による座屈やシア
バンド破壊を起こさせないための最低限の太さがきめられとるんどす。
とまあ、これ以上の解説はZukas本でも読んでくだされ。
sorya
こりは今でもそうなんだが、soryaの言いたいMA法というのはμmオーダーレベルまでの均質化させる
折り返しMAほうのこと。
sorya
(N)
基本的にはHEAT、APFSDS共に同じ侵徹長評価式が使えるよ。よって、プリミティブな領域の話しとしてはYes。
ただし、HEATに適用する場合はAPFSDSの期待値計算に使う、標的強度の依存度は限りなく0になり、APFSDS弾に適用する場合はHEATの期待値計算に使う材料の熱的挙
動(APFSDS弾は固体=>液相のみ、HEATは液相=>気相まで絡むため)の依存度が限りなく0になる違いがあるけど。(後強いて言えばHEATの場合、部位の速度偏移がある)
sorya