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第二時大戦前後のSMGはよく弾倉が横向きについていますが(百式機関短銃やSten Gunなど)あれはどう言ったメリットがあるのでしょうか? また最近のSMGで弾倉が横向きについているSMGはあるのでしょうか? 旧軍X |
第2次大戦以降の製品で横向きにマガジンを装着するものといえば、イギリスのスターリング・サブマシンガン(1950年代)がありますが、それ以降はほとんど見なくなりました。廃れた理由としては、横に出っ張ってかさばる、構えたとき&射撃時の重量移動のバランスが悪い等が考えられます。
横向きではありませんが、ユニークなマガジン装着方法を持つサブマシンガンとしては、レシーバー上部にマガジンを装着するオーストラリアのF1や、ブル・パップ形式を採用してレシーバー上部に平行にマガジンを装着するFN P90があります。
ブラック・タロン
初期の短機関銃は、小銃と同じような木製の屈曲銃床を用いていますよね。
ドイツのMP38は、ほかにもいろいろと新機軸を打ち出していますが、レイアウトの点では、マガジンを「握る」という発想に持っていった点でも、エポックメイキングな作品だったと思えます。
まなかじ
ガンヘッド
私も、メリット、と考えても同じ事しか思い浮かびません。
あと、重力が直接影響しないので、給弾スプリングの設計がやり易い。
*デメリット
1.右利き、左利き、共用できない。設計時、排薬方向の自由度が狭まる。
2.肩からスリングで吊るした時(即応体勢)、横弾倉が胸に当たりじゃまですね。
3.連射時の跳ね上がり反動を抑えるのには、銃の横からでは不向き。
(銃の中心線上で、上から抑えるのが理想−−)
4.サブマシンガンでは機会は少ないですが、折りたたみストックを展長し、
肩づけ正照準した場合を想像してください。横弾倉を握っている手の位置は
不自然(撃ちにくく、疲れる)ですよね。銃の下から支えたくなります。
(MP18時代に逆戻りしてしまう。)
*横弾倉方式はデメリットの方が多く、自然淘汰されたものと思います。
>2.まなかじ氏 マガジンを「握る」という発想〜
残念ながら、現在のサブマシンガンでは この弾倉を握らせる事は避けております。
送弾不良、弾倉脱落、弾倉そのものが銃を保持する強度を持たせて作られていない。等。
現在のサブマシンガンのほとんどは、もう一方の手で ”フォアグリップ”(先台)
を持つ(あるいは握る)スタイルが主流です。
軌跡の発動機?誉
ステンの初期モデル(MkI)や後期のMkVにもバーチカル・グリップが付いていたし、MkIIでも兵士が独自にレシーバー前面にグリップを付けることがあったようです。
構えやすさといえば、ドラム・マガジンを装着したPPSh41も、ドラム・マガジンを手で保持して射撃姿勢を取ると少々違和感があるように感じます。
ブラック・タロン
kabukou